DVD 松竹 2005/10/29 ¥3,990
誰だ!?こんなに細かいこと記した人は。
私の経験上、あまりネットで演劇マニアは見たことがないのですが、この詳細ぶりには脱帽した!
「阿修羅城の瞳 wiki」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E4%BF%AE%E7%BE%85%E5%9F%8E%E3%81%AE%E7%9E%B3
「阿修羅城の瞳」は劇団新感線の初期名作を豪華キャスト、豪華なスタッフにより映画化したものです。
キャストは舞台版でも同役を務めた市川染五郎、椿が宮沢りえ。
中島かずき原作のものを戸田山雅司さんが脚本。戸田山さんは元々第三舞台の俳優でしたが、後に脚本家に転向。テレビドラマの脚本などが有名ですが、同じようにファンタジー系時代劇を描いた10年前の「忠臣蔵ブートレッグ」は秀逸でした。
音楽はカウボーイビバップの菅野ようこ。衣装は新感線同様、竹田団吾。(最近西遊記も出がけていた?)期待が高まります。
新感線の世界というものは、伝奇ロマンにハードロックでグイグイ押すドラマ。
半村良とハードロックの融合に特撮を加えた世界にはまれば、こっちのものです。
オープニング10分は素晴らしかった。観客を引き付ける演出とスピード感でこれぞ「いのうえ歌舞伎」の世界だった。
緑色の血を浴びながら、狂ったように鬼を斬っていく様子。すげーかっこいいです!
しかし宮沢りえが出てくるあたりから、物語が失速していく気がする。
大体、新感線の主役というものは大概、男勝りだが実は後ろ暗い過去があって、どこか憂いを秘めていて、普段は勝気でコミカルで可愛らしいってのが定番だ。
後ろ暗いってのは見事に宮沢りえにはまるのだけど、彼女が発する乱暴な男言葉って全然馴染んでいないのだよね。
やはり彼女はウダツの上がらない亭主の侍を支える貞淑な妻のほうが似合ってるよ。
その分、舞台での天海祐希や富田靖子のほうが、きりりと一本芯が通っていて「つばき」にあっている。
元々、観音様顔であるから後半は生えるけれど、新感線独特の衣装の立ち振る舞いも辛そうなうえに、殺陣はもっと辛そうだ。
私はもう大分先入観があって、映画作品としての評価が下しにくいんですけどどうでしょうか?
子供向け特撮映画とかに見えたりしないんでしょうか?
やはりこういう伝奇ロマンっていうのは、もう観客の目は誤魔化せないから、中途半端に映像化するならば、舞台にお任せして、金をしこたま使えたときに「HERO」ばりにやればよろしいと思う。
何故かエンディングテーマにスティングですが、とにかく音楽が素晴らしかった!サントラ入手したいほどです。
人の世を滅ぼそうとする鬼たちと、鬼を祓う外は“鬼御門”が激しい戦いをくり広げていた文化文政期の江戸の町。“鬼御門”の副長だった病葉出門は、とある事件をキッカケに“鬼御門”をやめ、舞台役者へと転身を。だがそんな彼が恋したつばきという女盗賊はなんと、恋をすると鬼に変身してしまう、哀しい宿命を背負った女性だったのだ……。
誰だ!?こんなに細かいこと記した人は。
私の経験上、あまりネットで演劇マニアは見たことがないのですが、この詳細ぶりには脱帽した!
「阿修羅城の瞳 wiki」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E4%BF%AE%E7%BE%85%E5%9F%8E%E3%81%AE%E7%9E%B3
「阿修羅城の瞳」は劇団新感線の初期名作を豪華キャスト、豪華なスタッフにより映画化したものです。
キャストは舞台版でも同役を務めた市川染五郎、椿が宮沢りえ。
中島かずき原作のものを戸田山雅司さんが脚本。戸田山さんは元々第三舞台の俳優でしたが、後に脚本家に転向。テレビドラマの脚本などが有名ですが、同じようにファンタジー系時代劇を描いた10年前の「忠臣蔵ブートレッグ」は秀逸でした。
音楽はカウボーイビバップの菅野ようこ。衣装は新感線同様、竹田団吾。(最近西遊記も出がけていた?)期待が高まります。
新感線の世界というものは、伝奇ロマンにハードロックでグイグイ押すドラマ。
半村良とハードロックの融合に特撮を加えた世界にはまれば、こっちのものです。
オープニング10分は素晴らしかった。観客を引き付ける演出とスピード感でこれぞ「いのうえ歌舞伎」の世界だった。
緑色の血を浴びながら、狂ったように鬼を斬っていく様子。すげーかっこいいです!
しかし宮沢りえが出てくるあたりから、物語が失速していく気がする。
大体、新感線の主役というものは大概、男勝りだが実は後ろ暗い過去があって、どこか憂いを秘めていて、普段は勝気でコミカルで可愛らしいってのが定番だ。
後ろ暗いってのは見事に宮沢りえにはまるのだけど、彼女が発する乱暴な男言葉って全然馴染んでいないのだよね。
やはり彼女はウダツの上がらない亭主の侍を支える貞淑な妻のほうが似合ってるよ。
その分、舞台での天海祐希や富田靖子のほうが、きりりと一本芯が通っていて「つばき」にあっている。
元々、観音様顔であるから後半は生えるけれど、新感線独特の衣装の立ち振る舞いも辛そうなうえに、殺陣はもっと辛そうだ。
私はもう大分先入観があって、映画作品としての評価が下しにくいんですけどどうでしょうか?
子供向け特撮映画とかに見えたりしないんでしょうか?
やはりこういう伝奇ロマンっていうのは、もう観客の目は誤魔化せないから、中途半端に映像化するならば、舞台にお任せして、金をしこたま使えたときに「HERO」ばりにやればよろしいと思う。
何故かエンディングテーマにスティングですが、とにかく音楽が素晴らしかった!サントラ入手したいほどです。
コメント
説明的な特撮よりも、台詞と演技だけで、観客に想像させる=一体感を与えるには...りえちゃんには、まだちょっと荷が重かったように感じてしまいましたから(^_^;)
でも、続けて比べて見さえしなければ映画版も十分に楽しめる水準であるとは思いました...やっぱし、演劇の方に思い入れが強いって事だけなんでしょうね、私の場合は(^_^;)
私も芝居に思いいれがあって、あまり公平な目でみれてないです。これ。