「悪い子には穴を掘らせよ。かんかん照りの中で毎日作業すればいい子になる」
そんな教育理念がまかりとおるキャンプ・グリーン・レイクの少年院。でもその実情は地名とは大ちがい。幸せそうにキャンプしている人などどこにもいないし、湖だって1つもない。かつては「テキサスでいちばん大きな湖」があった場所も、今ではひからびた湖底が果てしなく広がる不毛の地なのだ。そこでは日々、少年たちが「性格を治す」ための穴掘り作業を延々と続けていた。
少し前に、映画でみてストーリーと構成の上手さに脱帽して原作を読もうと堅く心に誓った一品。
映画版レビューはこちら→http://diarynote.jp/d/43633/20060510.html
児童書なので、翻訳作品でもすらりと読めました。
主人公が太っちょ以外は、映画とほぼ同じだと思います。
まぁ、これはすごくよく出来た作品なので少しエピソードをを間引いてしまうと物語が成立しなくなってしまうので、きちんとやらざるを得ない。主に皆さんは原作びいきですが人というものは、先に見たもののほうが印象が強いので、先に映画をみた私は映画も許せるのかもしれません。
しかしシガニーは私がこれは！と思った隠れ名作にことごとく出演しているよ。「穴」に「ギャラクシークエスト」に「デーヴ」。
先見の目があるのかな？
伏線を網の目にように張りめぐらした物語ってのは少なくない。
しかしこんなに伏線が鮮やかで巧妙だと文句のつけようもない。
皆様いつか読む機会、または映画をみる機会があれば是非ごらんください。
この本を読んだあとは、ぷよぷよで10連鎖くらいした後の気持ちになるよ。ラララー♪
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