最凶女装計画

2006年6月8日 映画
DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005/07/27 ¥3,990
失敗ばかりのダメ刑事2人が、ひょんなことから女装して潜入捜査をすることに…。ウェイアンズ兄弟主演で贈るギャグ・コメディ。

この作品「最凶女装計画」はパロディ映画「最終絶叫計画」など絶叫シリーズとは無関係です。
シリーズ同様、ウェイアンズ兄弟が手がけた作品だということで、こんな冠ついちゃいました。原題は「White Chicks」白人の女の子という意味ですか?無関係なのにヒットシリーズにあやかってつける邦題が私は嫌いだ!あと5年後「バス男」なんてすごく寒々しい映画として扱われそうじゃないですか!?

この映画は立派に全米ナンバー1コメディでヒットもしましたので、心待ちにしていたけれど日本未公開に終わってしまった。
彼等、ウェイアンズ兄弟はいつも家内工業で映画を作っており、絶叫シリーズも兄弟3人にいとこを含めた「ウェイアンズ一家」によって監督、主演、制作すべてを占めていて、実はこの映画で活躍している5人だけじゃなくて、テレビ映画界で活躍してる人は他親戚一同集めると10人以上にもなるとか!?おそるべし才能の家系です。高嶋ファミリーも敵いません。

さてストーリーは、なんともむちゃくちゃな「黒人FBI凸凹コンビが潜入調査の為に金髪セレブ姉妹になりすます」もの。
この特殊メイクがもう不自然で非常に気持ち悪い。(笑 
マッチョな男が体格だけでもう全然別人にも関わらず、友人なども彼等の女装姿が誰も見抜けないのがおかしい。
「志村ーうしろうしろ!」ってなぐらいのわざとらしさなのに、見事にセレブ姉妹を演じきっていくのが腹を抱える。(むしろ元の人物よりも好評だったりして)

昔、黒人奨学金の枠を狙う為に白人が黒人に化けた「ミスター・ソウルマン」という名作がありましたが、あれのほうがまだ自然だったね。今回はなんといっても人種だけの差ではなく、性までも変身していく様が中途半端でおかしくて、白人女性なのにヒップホップに鋭く反応してバリバリ頭で回転してホールの注目を集める様は面白い。
欲をいえば、一時期エディ・マーフィがしつこくやっていたようなお下劣ギャグ(ゲップやおならとか)は好きじゃないのですが、バッドボーイズのようなむこうみずな凸凹コンビ。しかも片方の嫁が嫉妬深くて非常に怖いという見事な設定。これはシリーズ化してくれないでしょうか?

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索