ミリオンズ

2006年9月21日 映画
DVD 角川エンタテインメント 2006/06/09 ¥4,935
キリスト教マニアの信心深い8歳の男の子ダミアンと10歳になる現実主義者の兄アンソニー。ママを亡くしたばかりの2人は、パパとともに郊外の街へと引っ越しをする。そんなある日、秘密基地で遊んでいたダミアンの目の前に、大きなバッグが降ってきた。中身はなんと22万ポンドの札束。折しもイギリスではユーロへの切り替えを控え、ポンド紙幣も12日後には紙クズになってしまう。アンソニーは大人には内緒にして自分たちで使い切ろうと言い出し、さっそく欲しかった物を買いまくる。一方、神様からの贈り物と信じるダミアンは、貧しい人に分け与えようと考えるのだが…。

トレインスポッティングのダニー・ボイド監督が子供にみせられる映画を作りたいといい作っただけあり、純粋な美しい子供たちのファンタジーだった。映像も美しいし。

大体子供なんて親の懐事情も知らず自分の物欲に走るものじゃないのか?私は少なくともそうだった。欲しいおもちゃを買ってもらえないだけで陰湿に親を恨む性根の暗い子供でしたよ。
ダミアンはあるとき空から降ってきたお金を自分のために使うのでなく貧しい人にわけあたえようとするのです。
学校の募金箱に数十万円入れてしまったり、郵便屋さんに「ねー貴方はまずしい?」と問い詰め、困った男性が「まぁ、貧しいといえなくもないけどね・・・」といったところパーッと嬉しい顔をしたダミアン。
夜中にその男性の家の新聞受けにお札をギュウギュウに詰め込む。
本当いい子なんですよ。

目の付け所や取っ掛かりがいいのに、ストーリーが散漫になるのはこの監督特有のものなのかもったいない部分もありましたが、上等の絵本を読んだ気分になれました。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索