ISBN:410301931X 単行本 西原 理恵子 新潮社 ¥1,000
もしかしたら考えすぎかもしれないけれど、サイバラが少しだけ代弁行為のような気持ちで書いた気がするな。
結局、サイバラは鴨ちゃんと共依存で復縁した感じなのですが、男は単純で馬鹿で、でもその男をいつも許すのは男を馬鹿だとわかってる上で許す女であって、そんな女はさらに大馬鹿なことを、この本で自らにも言い聞かせたかったのではないのかと。
女は、大人になれば白馬に乗る王子様なんかいないことは当に気づいてしまっているし、好きという言葉が永遠に有効でないことも知っている。簡単に股を開いてしまうこの街に住むおばちゃんたちも実はそんなことが大好きなわけじゃなくて、小さな頃飼ってた犬の話をしたかったり、手を握って「今の君でいいんだよ」といってくれる暖かい手みたいな、手に入りそうで実はすごく入りにくいものをいつも欲しがってる。その為のプロセスでてっとりばやく股を開く。
前にどこかで読んだ話で「女ってすげーよな。あんなゴツゴツして毛深い生き物を愛して抱き合えるんだぜ?」といっていたが本当そうだよね。さらにそんな男に何度も裏切られたりしても、懲りる気配もない。
相変わらず情と切なさを描かせたら天下一品の漫画家で、彼女の作品を見るといつも自分がすごく精神的に贅肉を抱えてて、さらに無駄なものを欲しがってるように感じる。生きていくのに本当に必要で欲しいものはほんのちょっとのモノなんだよ。家族とか暖かいものとか。その欲望の代わりに私は服や靴を買い漁ってるのかなぁなんてぼんやり考える。
まー、永遠なんて言葉は信じていないのですが、自分の存在価値を再認識するために嘘とわかっていてもその場だけ安心出来る言葉が欲しい生き物なんですよ、女って。とくに私って、褒められて伸びる子ですから。
私の家は「パーマネント野ばら」。
山あいのハウス農家のおばあちゃん達の
パンチパーマを一手に引きうけます----。
「どんな恋でも、ないよりましやんか----」。
娘を連れてふるさとの村に出戻ったなおこ。その母が営む、村にひとつのパー
マ屋さんは、女のザンゲ室。そこでは女たちが、恋にまつわる小さな嘘を日々告
白している。男に裏切られても、泣いて笑ってたくましく。おとなの女の恋心を
描く感動の物語。
もしかしたら考えすぎかもしれないけれど、サイバラが少しだけ代弁行為のような気持ちで書いた気がするな。
結局、サイバラは鴨ちゃんと共依存で復縁した感じなのですが、男は単純で馬鹿で、でもその男をいつも許すのは男を馬鹿だとわかってる上で許す女であって、そんな女はさらに大馬鹿なことを、この本で自らにも言い聞かせたかったのではないのかと。
女は、大人になれば白馬に乗る王子様なんかいないことは当に気づいてしまっているし、好きという言葉が永遠に有効でないことも知っている。簡単に股を開いてしまうこの街に住むおばちゃんたちも実はそんなことが大好きなわけじゃなくて、小さな頃飼ってた犬の話をしたかったり、手を握って「今の君でいいんだよ」といってくれる暖かい手みたいな、手に入りそうで実はすごく入りにくいものをいつも欲しがってる。その為のプロセスでてっとりばやく股を開く。
前にどこかで読んだ話で「女ってすげーよな。あんなゴツゴツして毛深い生き物を愛して抱き合えるんだぜ?」といっていたが本当そうだよね。さらにそんな男に何度も裏切られたりしても、懲りる気配もない。
相変わらず情と切なさを描かせたら天下一品の漫画家で、彼女の作品を見るといつも自分がすごく精神的に贅肉を抱えてて、さらに無駄なものを欲しがってるように感じる。生きていくのに本当に必要で欲しいものはほんのちょっとのモノなんだよ。家族とか暖かいものとか。その欲望の代わりに私は服や靴を買い漁ってるのかなぁなんてぼんやり考える。
まー、永遠なんて言葉は信じていないのですが、自分の存在価値を再認識するために嘘とわかっていてもその場だけ安心出来る言葉が欲しい生き物なんですよ、女って。とくに私って、褒められて伸びる子ですから。
コメント
男子は「そこに常にいてくれること」を欲しちゃうのよね。
男子にしてみれば当然言葉なんかいらないわけだから、同様に相手にも与えなくて
んでもって、往々にして噛み合わなかったりするわけで。
だから男子は言葉なんていらないのね。
って、よくわかってるくせに何故うまくいかないですかね・・・(笑)
次回反省会in無駄にエッチな中華料理屋はいつにしましょうか・・・?