ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
2007年9月19日 映画世界を壊滅状態へと導いた「セカンド・インパクト」から15年後。14歳の碇シンジは、特務機関NERV(ネルフ)の最高司令官で父親でもある碇ゲンドウから、謎の巨大生物“使徒”と戦う人造人間エヴァンゲリオンのパイロットに任命される。使徒との戦いが困難を極める中、地球存続のための任務を背負う彼らは、ある国家規模の作戦を実行に移すことになる。
もうテレビシリーズからは12年ですか・・・
10年前、キャラクターグッズやカードやコンサートやら私の懐から計算したくもないくらいにお金を搾取したEVAが10年ぶりに映画化。
当時、私の鬱具合と微妙にマッチしたらしく(笑)EVAに夢中。作品で提示された謎を解き明かすためにインターネットの海を最初に彷徨ったといったといっても過言ではありません。
ネット人口層とEVA層が被っているので、前情報に余念がないのか最近流行のエンドロール後のおまけ映像など普通の映画では知らずに帰る方も多いですが、今回誰も帰る人いないよ!
今回のEVAはテレビシリーズの1話から6話、ヤシマ作戦までを再現した映画となっております。
見る前にテレビシリーズでおさらいするべきか悩みましたが、新鮮な気持ちでみるためにあえてみないまま映画館へ行きました。当時チルドレンと同い年だった人が既に20代後半なはずですから、映画館は30才前後の人であふれているのだろうと予想しましたが、10代の人で埋め尽くされていてびっくり。(しかも平日昼間)
詳細に時間の前後や変化はあるものの忠実にテレビシリーズをなぞっているのでストーリー的には目新しい部分はありません。ネルフ内のアラーム表示の漢字警告がナツカシー!
そして10年たってもブレのない当時と同じキャラクターの声の出せる声優の職人技すげー!
今回驚いたことはネルフのメカニックが格段に向上していて、第三新都市がさらに近未来化していたこと!!夕陽の中サイレンとともにビルが生えてくる様子にシンジと同じく胸が熱くなりました。
EVAの舞台はセカンドインパクトから15年後の2015年の話。まだ90年代終末思想がバリっと生きていた頃描かれたもので、既に世紀を跨いだ今、再びEVAを描くことに意味があるのかなぁ・・・と思ってました。(映画を見終わったあとも)しかーし気付きませんでしたが、テレビシリーズにあった「時に2015年」の文字が映画版にはなかったっ!?
ぎゃー!!え?なになに!?今度のEVAは2015年の話ではないの!?
オープニングは赤い海のシーンから始まる今回のEVA.
これは前回のEVAの世界が終わった、あの赤い海の続きなの!?
再び疑問をたくさん提示されてしまったなぁ・・・。ちっ。やられた。
しかし、この映画は以前EVAを死ぬほど愛した人のための映画ではあるが、新たなファンを取り込めるかどうかは未知数な気がしますネ・・・
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