酒井家のしあわせ

2007年10月23日 映画
DVD 日活 2007/07/06 ¥4,935
ユースケ・サンタマリアと友近が共演したホームコメディ。一見ごく普通だが、少し複雑な家庭・酒井家。母・照美の連れ子である次雄は、最近そうした家族関係を疎んじていた。そんなある日、父・正和が好きな男ができたと告白して家を出て行き…。


別にいいんだけど、これって色々なところに書いてあるストーリー内容や予告編見せすぎじゃないのかなぁ・・・?
母、父、連れ子、妹のギクシャクした生活は、連れ子の長男次雄が思春期を迎えるにつれてさらにそのギクシャク感がましていっているある日、父は「好きな『男』が出来たから出て行く・・・」といって家を出てしまう。
凡庸でおとなしい父がゲイ!!
そこの部分が面白い映画でもあるし、売りなのかもしれないけど、この部分までで映画の9割は占めてるんだよなぁ・・。
最後の数ページを読むだけに本を買ってしまった感じだわ。

それを差し引いても序盤、友近が子供を朝起こしたり、日常の他愛ないことを話すたびに「友近の専業主婦あるあるコント」を見ているようで馴染めなかったんだけれど、だんだんそれに馴染んでくるとやけにそれが収まってみえてしまうのが不思議だ。
あの背油の乗った感じの体系で、ママチャリで子供乗せて幼稚園連れて行く姿とかすんごい似合いすぎだっつうの!!ザ・おかんって感じで。
そして映画のストーリーとは関係なく家族の癒しの存在になってる妹が蛍の墓のせっちゃんそっくり!!

そういう日常の他愛もないことを丁寧に紡いだ感じと、それを疎ましく感じ始めた思春期の子の視点は面白かった。
これから見たいなぁっと思うかたは予告編は見ないほうがいいですよ。
この映画の9割9分がわかっちゃう作りになってますから。

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