あえて私は海外版のダークなポスター画像をアップしてみました。
東京でのこの映画の人気ったらなかった〜。いつも大入り満席!
(しかも女子ばかりで満席というのは、ポスターのアリス風ファンタジー映画として騙されている人も何割かいたでしょうに)
これくらいならもうちょっと上映館数を増やせばいいものを、山の手内では恵比寿ガーデンシネマと有楽町シネカノンだけ。
私は相性が悪くていつも入れないシネカノンに2回振られ、もう諦めかけていた。
それと同時に私は季節の変わり目だからなのか、最近非常に体調が悪くて、熱と怠さで起き上がることも辛くて出来なくて会社を休みがちでした。そんな休んでいたある日、「You、今週で終わりだから今日パンズいっちゃいなよ!」と映画好きな友達からメールが来た。
大分迷ったけれど、これは見ないほうが後悔してしまいそうな気がしたので、高熱なまま体にムチ打って都心から、どんどん逆向きの電車に乗り、かなーり離れた映画館に見に行く私。すごいフラフラで私のほうがラビリンス見えかけだよ!!
パンズ・ラビリンスのデル・トロ監督はぶっちゃけ眼鏡で太ってヲタで、特に日本のアニメやゲームが大好きな監督。
ファンタジーを表現しようといつも頑張るのに、残酷描写が前にたってしまい子供に見せられない映画を作る人で、まさに色んな意味でデンジャーで紙一重な人なのだ。
特に彼は、宮崎映画や大友映画を絶賛しているようなので、この映画にもかなーりダークなトトロのオマージュらしい部分が見え隠れします。(余談ですが、この監督、大友の漫画を実写化することを強く望んで「童夢」の実写映画を構想中らしいです。是非頑張っていただきたい!)
最近のVCGの発達から、ファンタジー映画のクリーチャーはものすごく進化しているので、この映画でも存分に楽しむつもりだったが、現実の辛い世界の割合が8割程度なのでラビリンスの部分がすごく少ないのが残念だった。
しかし、しかしですよ。その少ない中でもこの見せ方はすごかった。ペイルマンの怖さはすごい!眼球だけが転がった皿の前に座るペイルマンの動く瞬間の怖さったらない。
決して子供が手放しに「あの世界のお姫様になるんだ!」と大喜びできるような世界ではなくて、端々にみえる現実よりも厳しいダークな世界や醜いクリーチャーの仕掛ける本当か嘘かわからない試練ばかりなのに、そんな世界すら現実世界よりも美しく魅力的に感じてしまうオフェリアの悲しい毎日。
見終わった後、観客全員が肩を落として無言になっていたのが印象的です。
単純にバンバンザイで終わるファンタジー映画にはもう見慣れてしまった人へも確実に胸に大きなしこりを残す素晴らしいダークファンタジー映画でした。
1944年のスペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア(イバナ・バケロ)は、この恐ろしい義父から逃れたいと願うばかり自分の中に新しい世界を創り出す。オフェリアが屋敷の近くに不思議な迷宮を見つけ出して足を踏み入れると、迷宮の守護神が現われ彼女に危険な試練を与える。
東京でのこの映画の人気ったらなかった〜。いつも大入り満席!
(しかも女子ばかりで満席というのは、ポスターのアリス風ファンタジー映画として騙されている人も何割かいたでしょうに)
これくらいならもうちょっと上映館数を増やせばいいものを、山の手内では恵比寿ガーデンシネマと有楽町シネカノンだけ。
私は相性が悪くていつも入れないシネカノンに2回振られ、もう諦めかけていた。
それと同時に私は季節の変わり目だからなのか、最近非常に体調が悪くて、熱と怠さで起き上がることも辛くて出来なくて会社を休みがちでした。そんな休んでいたある日、「You、今週で終わりだから今日パンズいっちゃいなよ!」と映画好きな友達からメールが来た。
大分迷ったけれど、これは見ないほうが後悔してしまいそうな気がしたので、高熱なまま体にムチ打って都心から、どんどん逆向きの電車に乗り、かなーり離れた映画館に見に行く私。すごいフラフラで私のほうがラビリンス見えかけだよ!!
パンズ・ラビリンスのデル・トロ監督はぶっちゃけ眼鏡で太ってヲタで、特に日本のアニメやゲームが大好きな監督。
ファンタジーを表現しようといつも頑張るのに、残酷描写が前にたってしまい子供に見せられない映画を作る人で、まさに色んな意味でデンジャーで紙一重な人なのだ。
特に彼は、宮崎映画や大友映画を絶賛しているようなので、この映画にもかなーりダークなトトロのオマージュらしい部分が見え隠れします。(余談ですが、この監督、大友の漫画を実写化することを強く望んで「童夢」の実写映画を構想中らしいです。是非頑張っていただきたい!)
最近のVCGの発達から、ファンタジー映画のクリーチャーはものすごく進化しているので、この映画でも存分に楽しむつもりだったが、現実の辛い世界の割合が8割程度なのでラビリンスの部分がすごく少ないのが残念だった。
しかし、しかしですよ。その少ない中でもこの見せ方はすごかった。ペイルマンの怖さはすごい!眼球だけが転がった皿の前に座るペイルマンの動く瞬間の怖さったらない。
決して子供が手放しに「あの世界のお姫様になるんだ!」と大喜びできるような世界ではなくて、端々にみえる現実よりも厳しいダークな世界や醜いクリーチャーの仕掛ける本当か嘘かわからない試練ばかりなのに、そんな世界すら現実世界よりも美しく魅力的に感じてしまうオフェリアの悲しい毎日。
見終わった後、観客全員が肩を落として無言になっていたのが印象的です。
単純にバンバンザイで終わるファンタジー映画にはもう見慣れてしまった人へも確実に胸に大きなしこりを残す素晴らしいダークファンタジー映画でした。
コメント
この映画、近所のミニシアターでやっているので非常に
気になっているのです。が、どこ見てもグロテスクって書いてあって、
ビビリで小心者の私は、一人で観に行くかどうしようか、
夜眠れなくなっちゃうんじゃないかとびくびくしてます。
どの程度グロテスクなの???
ネタバレしない程度に教えて頂けると助かります。
えーとこの映画、グロテスクというより暴力的な残酷な描写が多いです。クリーチャーのグロテスクさは耐えられると思いますが、拷問シーンやナイフを口に突き立てたりと結構えぐいので私は目をそらしちゃいました(汗
私はすごく気に入りましたが、すっごい好きな方と駄目〜って方が別れるみたいなので吟味してから行ってみてくださいね!