8Mile

2004年11月12日 映画
ヒップホップ界のスーパースター、エミネムが、彼自身の半自伝とも言えるドラマで映画初主演。全編、観る者を射抜くような鋭い眼差しで、役者としてもカリスマ性を発揮している。ヒップホップに興味がなくても、あるいは苦手でも、物語自体に共感でき、心にズシリと響く一作。


最近こう映画づいてなく、疎遠になってます。
絶対みるわよぅー!と思える映画が少ないってのもありますけどね。
難しい本には取り組んでも、映画には取り組めない。
スイッチが読書の秋モードなのかなぁ・・・

*************
ものすごくながーいLose Yourselfのプロモーションをみちゃった気がするなぁ・・

エミネムは曲よりもルックスで注目していた私。
アーティストが俳優業をするのはあまり好きではないのですが彼ならばいいなぁ・・・思ったよりも表情やらせつなさが滲みでていたし。
私は彼はそこらの中流家庭出身なのだと思い込んでいたため、いい意味ですごくショックだった。
あ、彼のハングリーさだとか、反骨心はここからなのか・・と。
白人でもこういう層の人間がいること自体無知だったためにトレイラー生活するキムが・・・(涙

メッセージ性はあると思うんだけど今ひとつ心に残らない・・・といったら怒られてしまうかなぁ・・・
友人になりすまして名門小学校の代用教員になったロック・ミュージシャンのデューイ。教えることのない彼は、本業のロックの知識と精神を語り始める。やがて生徒たちも興味を示し、クラス全員でこっそりバンドバトルに出場することに…。


 余談ですが、夜半すぎより急性胃腸炎により上から下から水分だしまくりになりまして、病院で点滴を受けた後という 類をみないバッドコンディションでこの映画を見ました。
ぐったりした体、うつろな目の私には

「くそぅ〜鬱陶しいよぅ〜 このデブ〜(号泣)」

 子供の為とか、何かをやりとげようとか、何かをよくしようとかそんなん全部無視で全部私利私欲の為に激しく動く彼がうざくて・・・
後日、映画友達 Iちゃんに一言でスクール・オブ・ロックを説明せよといわれ「鬱陶しい自己中デブが縦横無尽にスクリーンを走り回る映画です」と説明しました。

 しかし70〜80年代ロック好きな私にとってはコネタがおかしくてたまらない。
デューイが子供達にCDを配るところは的を得ているし、ラモーンズのビデオやらロックの系図やら、ブラックサバスのフレーズやらさ。
多分誰かと見ていたら私はその人に逐一コネタを説明してると思う。
「あのね。このネタはさ、ツェッペリンのね〜」とか。
はっ!私もデューイとかわらん鬱陶しさだ。あはは。

ドラムを叩いてた子供がとても可愛らしくてさ。
20年前ならばコリー・フェルドマンに役柄がまわってきたわねぇって感じのツッパリっぷりだったわ!!
あぁ・・・ジャック・ブラックの顔がビギンの人に見えてきたのは、体調のせいかしら〜

*追伸:現在はめでたく体調完治しております。
全世界征服を企む「トイメーカー」が、OSS(秘密諜報員組織)の敏腕子どもスパイ・カルメンをヴァーチャル・ゲーム『ゲームオーバー』の中に閉じ込めた。彼女を救うために、やはりスパイである弟ジュニがゲーム世界の中へと飛び込んでいくのだが…。


この映画の見所はやはり「3D」なのでWOWOWで見た時点で既に大負け。
面白さ半減ですもの。
コンセプトはいい。飛び出る映画。飛び出るおじいちゃん。

しかしだんだんこのシリーズは「大人も楽しめるファミリー映画」から「子供しか楽しめないお子様映画」へと変貌してしまった。
つまんないこじつけで展開される、ドタバタ劇は見てて楽しいのはカメオと主人公の成長(ストーリー上では決してなくパート1からあらあら大人になったわねーという叔母ちゃん心)をみるだけ。

どんなカメオがあるのか、知らずに入ったからよかったのかもしれない。
うわーこんなところにジョージが!フロドが!とそれだけは大喜びできたよ〜

余談ですが「バリスティック」のビデオ発売プロモーションをみたときに、アントニオ・バンデラスの冠が「スパイキッズシリーズのアントニオ・バンデラス」になってました。

彼の代表作はこれなのー?
私にとっては好みじゃないけれどまだまだワイルドセクシーの第一人者なんだけどなぁ・・・・
前作で見事に女性弁護士となり、ブロンドの女性は頭が悪いという偏見を打ち砕いたエル。そんな彼女が今回は政界に殴り込み。化粧品会社の実験体にされていた、愛犬の母犬を救おうと、動物保護法案をワシントンで通そうというのだ。だがそんなエルの前に、汚い政治家たちの策略が渦巻いていく……。


ワタクシこの程度の映画見るために3週間かかりましたっ!!(怒

事の始まりは、あまり行かない郊外型の大きなレンタルビデオ店に休日、車で借りに行ってホクホクで家で見始めたら多分最大のクライマックスであろう演説シーンでDVDストップ。開けてみるとガッツリ傷が入っていたのですよ・・・
 友人に愚痴メールしたところ、『セブンでいうならモーガン・フリーマンが箱開けるところで君は見れなくなったのだ』と返事が来ました。きぃーなんですと!

 もうその時点でこの映画熱は冷め切っていたのですが、お店に電話までしてしまって新しいDVDをキープさせていたために次の休日に再びこの映画を借りに。
家に帰り、DVDを再生すると な、なんと

「キューティーブロンド」(2はつかない)

馬鹿馬鹿馬鹿っ!!ビデオ屋の馬鹿っ!またパート1からみろと!?
かなり立腹して即電話。
クレームを入れると、上の方らしい人に交代され、きっと本店のほうで教育されてるマニュアルな会話が展開。

「えーと、そうなりますと、お客様は『キューティーブロンド2を借りたら傷が入っていたために、キューティーブロンド1を借りたかった』のではないのですね?」

きぃいい。ばかっ!マニュアルなのはわかってるけどおかしいじゃん!!
なんで2に傷入ってたからって1に交換するんだ!ちょっと考えたら変じゃん!

と三度ビデオ屋へ。
きちんと見れましたが、怒りが先にたってしまい悶々したまま終了。

あ、映画の感想だったよ・・・
パート1は期待していなかったのが功を奏し、意外な私の大ヒット。
便秘が解消したような爽快感がたまりませんでしたが、パート2は法律改正に乗り出すエピソードがかなり強引すぎ、最後のオチもかなり力業すぎて納得いかない・・・・
ヒラリー・ダフ主演のキュートなシンデレラストーリー。何をやってもドジな中学生・リジーと親友・デヴィッドは、高校生活を目前にローマへクラストリップに行くことに。ポップスター・パウロと出会ったことをきっかけに、リジーにチャンスが到来する。


ただ80年代の空気が吸いたかっただけでヒラリー・ダフのファンでもなきゃ、リジーマグワイアのファンでもない私が見てみた。
何故「リジー・マグワイア」という名前の冠が映画についてるかと思いきや、テレビの映画化なのね。

『オッチョコチョイのティーン、リジーが卒業旅行中にひょんなところからアイドルへ変身!』って、くぅ〜80年代青春映画のようでそりゃ見たいよっ!

いやなんつうかヒラリー・ダフ様様映画ですね!!
satormy様すいません。
私にはヒラリー・ダフの表情がダメだ・・・
日本でいうなら あややとかの あのあざとい笑顔っていうのかな。
映画のワンシーンとしての笑顔でなくって、「私かわいいでしょ?」の表情の作り方なんだよ・・・
もうね。自分のかわいい角度を計算に計算しつくした態度にイライライラ。

ま。きっとこの映画を見るほとんどの人は このヒラリーのかわゆい表情を見にくるんだろうけどね・・・・

ストーリーは安易だけど嫌いじゃない。
いかにも胡散臭そうな色男役とか主人公を助ける親友の男の子の構図とか、不細工だけどナルシストで意地悪なクラスメイトとか。あはは。
その辺のピンポイントなツボを押されたよ。
野球部の応援に行った吹奏楽部にお弁当を運んだ補習クラスの女子だったが、炎天下、チンタラ運んでいたせいで、お弁当は腐り、吹奏楽部は体調を崩してしまう。ひとりだけお弁当を食べなかった男子・中村は、即席吹奏楽部を作ろうと思いつく。責任をとらせようと補習クラスの女子を誘うが、吹奏楽をやるには人数が足りなかったため、ビッグバンドでジャズをやることに。でも女子たちは楽器などロクにやったことがなかった…。


この映画は企画勝ちな映画ですね。
前回同様、高校生が意外なものに取り組んだシリーズということで。

私はこの映画はオリジナルなものだと思ってましたが、シンクロの川越高校同様兵庫県の高砂高校のジャズバンド部を見て監督が思いついたそうな。
な、なんというか二番煎じというか・・・いや自分で芸幅狭めてませんか・・・監督?

出演者全員が実際に楽器を弾き、フジテレビやジャズのイベントにかたっぱしから出場。セーラー服のジャズバンドは非常にかわいく大宣伝にもなりました。

だからこそ!
相互リンクの色々な方もいわれてるように上手になっていく過程やら、仕方なく始めたジャズを好きになっていく過程がストーリーに必要だったんですよ!
だって実際の彼女達を追っていけば演出なくとも素敵な絵がとれたじゃないですか〜

途中大爆笑をさらってた猪のシーンとて、前作ウォーターボーイズのシンクロ失敗シーンと同じ手法だしさー。どうも彼が狙う笑いは私にはさぶいのよ。

それでもジャズのスタンダードをあれだけ堂々と聞かされてしまうと、ホロリと最後に涙が出たりして。
ジャズ好きだった亡き母にこの映画を見せたら非常に喜んだだろうなぁと。
だけど私はスーパーマンの彼ではなくて
劇作家の彼が大好きだった。

深夜眠れずにテレビをつけたらやっていた映画「ある日どこかで」
眠るまでの時間つぶしだったはずなのに涙が止まらなかった。
まだまだ天国に行くには早すぎるよ・・・

ロッカーズ

2004年10月6日 映画
ヴォーカルのジン(中村俊介)をリーダーに、ドラムのモモちゃん(岡田義徳)、ベースのガクチャン(佐藤隆太)、ギターのコーちゃんの4人で結成していたバンド“ロッカーズ”は新メンバーを募集し、優れた才能を持つギターのタニ(玉木宏)が加わることに。いつもクールにふるまうタニは、眼の病気を隠してひとり練習に打ち込む。その姿に触発された4人も、次第に意識が向上し定期、着実に実力を身につけていくが……。


うわーーーー最高!!イエイ!
元々私はめんたいロックといわれる福岡出身のバンドのムーブメントがコピーバンドをやっていたほど大好きなのだ。
以前紹介したシーナ&ロケッツをはじめARB、ルースターズ、ロッカーズといえばもう私の青春で、公開時うっかり見にいくことが出来ずにずっと後悔していた作品です。

あまりにも期待してしまった為、見たあとのがっかりが恐ろしく、DVDが出てもなんとなく手が遠のき「とっておき」としてあったのですが、お目当ての「スクールオブロック」が貸し出し中で、こりゃ青春ロック馬鹿映画を何か見ねばこの気持ちは収まらないわ!!と あっさり借りてきてしまいました。

他のレビューを読むと、ギャグが空回りだとか木更津キャッツアイのぱくりだとかこっぴどいこといわれてますが、このバカチン疾走感はもう大大満足!!

この映画は陣内孝則が元いたバンド「ロッカーズ」の自伝とされています。
んが!実際は時系列がかなり違っており、暴走族の前でのライブなど実話もありますが真実は映画の3割程度くらいです。(暴走族役はお笑い芸人のはなわ。せっかくベース弾けるのだから弾くシーンあげたらよかったのに)

*ネタばれ*

実際谷が目を患ったのは確かデビューしてからですし、谷が事故で亡くなったのも、陣内がもう役者として成功し売れに売れていたころです。

**********

メンバーはギターの谷以外はデフォルメされたコミカルなキャラに設定してあります。

いや!実話がどれくらいだとかもうどうでもいいんです!!
今ノリにのってる人気若手役者をこれだけ集め、カメオでも大物を集められるだけで陣内の手腕がフルに発揮。
しかも楽器経験のないメンバーもいるというのに谷役の玉木宏をはじめスタンドプレイが非常に上手いのよぅ。(あ、劇中で玉木宏の使っている黒いレスポールは実際ロッカーズの谷が使用していたものです)
そして懐かしい「かわいいあの娘」を久々に聞けて大満足〜

借りてきて気がついたことは、近日中にWOWOWでこれをやるということ。
あぁ・・・HDD付DVDR買ってしまおうかしら・・・。(と本気で悩む私)
ナポレオン率いるフランス軍が、各国に侵攻していた19世紀初頭。不敗神話を誇る、イギリス軍の艦長ジャック・オーブリーが率いる「サプライズ号」が、フランスの武装船に果敢な攻撃を挑む。


ラッシーとジェニロペって映画でどんなに頑張っても彼らの乱れた私生活思い出しちゃって仕方ないのね・・・

しかしこういう男だらけの映画をみてしまうとどうしても自分の好みに入れ込んで見てしまうワタクシ。
細身のインテリ好きとしてはワイルドラッシーよりも船医に釘付け。
粗野な軍隊の中でなおクールでインテリ。その上剣も使えるなんて腰砕け。

公開時よりあまり興味もなかったので、海洋アクション&主演ラッセル・クロウということしか知らず、検索かけてみたらびっくり!いやん・・・ポール・ベタニーじゃん!!今まで彼には見向きもせず、というよりどちらかというと嫌いだったにも関わらず黒髪にしただけでまったく気づかず、不覚にも萌え。

しかもビリー・ボイドの出演も知らず、父と同時に「あ!ピピンだ!!」
とラストまで敵味方入り乱れての大混乱の中「ピピンーどこだーー?」とピピン版「ウォーリーを探せ!」状態。(笑

この映画に関してはアクションよりも男の友情だとか海でのルールだとか士官の気持ちだとか、わかっていたい前提がたくさんなんだよなぁ・・・
もっともっとわかりたいけれど、原作全20巻は読みきれないよ。

やはりねマチュリンのエピソードが一番好き。
彼の研究への想いだとか少年士官が彼に憧れる気持ちだとかね。
まっすぐな少年士官の気持ちもすごくいい。
今までの映画に出たカワイイだけの子供らしい子供じゃなくて、きちんとした大人の考えと上昇志向まで持ち合わせてるのにイヤらしくなく純粋なのよ。この子ってば。

多分ね、色々なことを描こうとしたあまり、モリモリになってしまって賛否両論なのはわかるけれど、私にはアクションとかノミニーとかじゃなくてきちんとした人間ドラマに見えたけどなぁ・・・
数百年にわたって戦い続けてきた吸血鬼族と狼男族。そんな中、吸血鬼の女戦士セリーンは、狼男族がマイケルという人間の青年を執拗に追いかけていることに疑問を抱く。陰謀の匂いを嗅ぎ取ったセリーンは、狼男族同様、マイケルを追うが、やがてこのマイケルになぜか心惹かれていく。しかしマイケルがなんと狼男族の君主に噛まれてしまい……。


あーつまんない、つまんない。なんでこんなに退屈なんだろう。
映画を見ながら何度時計を見ただろう?

ファンタジーな設定、ありふれたヴァンパイアだとかマトリックスと衣装が似てるとかそんなことはどうでもいい。だってそういう世界大好きだもん。
なのにどうにもこうにもつまらない。

私はウェズリー・スナイプスの「ブレイド」がものすごく大好きな映画だ。
ストーリーはものすごく綺麗に出来上がっていたし、テクノ音楽と共に戦う巨漢ウェズリーがものすごくカッコいい。
今回 同類のものをハリウッドきっての美人ベッキンセールがやるのだから、見ないわけにはいかぬ!!
なのにどうしてかつまらない・・・あぁ・・・

ヴァンパイア映画なので前編夜のシーンばかり。
青白い月明かりに照らし出されたベッキンセールが黒いマントを翻す。
まぁ、美しいことったらない。
そのあたりはさすがミュージックビデオ出身の監督ならではの力量だね。
むしろ監督がこの映画でものにしたベッキンセールを美しく魅せるが為の映画なんじゃないかと勘ぐったり。

当のベッキンセールは強がりなのか、この映画と監督をベタ褒めしてるらしい。
続編も決定ですが観客から見ると??って感じなんですがね。
不動産業者のジムは仕事中心男。家族旅行の時も、売家を希望する大豪邸の主グレーシーのもとに寄ってしまうほど。だがこの南北戦争以前に建てられた家にはある秘密があった。実はここは999人のゴーストが住む幽霊屋敷。そしてジムたち一家が呼ばれたのは、亡霊たちの恐ろしい計略だった……。


パイレーツ・オブ・カリビアンに続き、ディズニーアトラクション映画化第二弾の本作。
来年あたりに映画化されるのは魅惑のチキルームと睨む私。

年に一度は行っているものできっともう20回くらい乗ってます。
アトラクションを実感したくて映画をみたんですよね。

今回の執事役の彼はアトラクションでは最初のウェイティグルームで骸骨になってしまう肖像画の人ですか?
そうするとなんですか?あそこの屋敷は客をもてなす第一の部屋に執事の肖像画を飾ってあるんですか?
・・・と重箱の隅をつついてみる。

ひじょーうに安定した映画だね。
そこそこの盛り上がりとそこそこのハラハラドキドキを与えてくれる典型的なファミリー映画。よくもわるくもね。
ゴーストたちの映像も美しかったし、あちこちにアトラクションと同じゴーストがいるだけで嬉しくなってしまう。
ゴーストと同じくらい美しかったのは今回 私は初見のマーシャ・トマソンというブラックの女優。美しいママだなぁと思ってましたらまだ20代でしたか・・・・(溜息

ゾンビがわらわら出てきたりしますが、子供が泣き喚かない程度のドキドキ感で大人には物足りないと思いますが、私にはこのくらいのホラーで精一杯です!!



追伸:映画見終わったあと着メロをこっそりホーンテッドマンションの曲、グリム・グリニングにしてしまいました。物足りないと思いつつ、結構楽しんだようで・・・

バイオハザード

2004年9月17日 映画
時は21世紀初頭、地下深くの秘密研究所で開発中のウィルスが漏洩し、メインコンピュータは地上への感染を防ぐべく研究所を遮断。やがて特殊部隊が内部に侵入するが、そこで彼らはアンデッド化した死体やコンピュータが繰り出す殺人兵器などとの壮絶な死闘を繰り広げることになる。


だからね。私は血が苦手なんですって。
未見の映画を地上派で放映されると負けた気持ちで一杯になるので以前WOWOWで録画したものを地上波と同時に見始めた。

初盤のアンブレラ社のパニックシーンですでにひきつけを起こしかけ、エレベーターのシーンで白旗。
何故にここまでして見たかったのかというと、私はゲームをやったから!
(あ、正確にいうと壁に肩をひっつけて走り、犬にガブガブ噛まれることしか出来なかったのでクリアしてる人のを最後まで見た。)
どんだけゲームに忠実なのか確かめたかっただけなのよぅ。

リッカーやゾンビなどCGでビクビクしながら見ていたものを実写で見れる喜びはあったけれど、主人公ミラの予想外の強さに唖然・・・

ゲームのラストはもっと凝ったものだったような覚えがあるけれど、これはこれでいいのだろうか??
なんにせよ、私にはホラー映画の経験が非常に乏しく比較が出来ないため、ちゃちなのかもしれないが「こわがったよぅ〜」としかいえないのだ。

途中もう散々怖くムズムズした私は某掲示板の「ゾンビの気持ちになってバイオハザードを実況するスレ」を爆笑して見ながら地上波に切り替えました。
どうなんでしょ?リンクさせていただいてるホラー映画好きな てるさんから見るとこの映画の出来は!?

ドラムライン

2004年9月16日 映画
天才的マーチング・ドラマーのデヴォン(ニック・キャノン)は、音楽特待生としてAT&T大学のマーチング・バンドを率いるリー監督(オーランド・ジョーンズ)にスカウトされる。が、体育会的ノリについていけず……。


あ!これは「天使にラブソングを 2」だね?
そして主役のニック・キャノンがローリン・ヒルだ!!
これは生意気ニックが入って、へタッぴなバンドだったものが
どんどん上手になって大会で優勝する話ね!?と勝手に妄想してました。

蓋をあけてみたならば、
うへぇ・・・とんでもないど根性マーチングバンド部の話だー。
朝暗いうちから太鼓の音とともに飛び起き、血のスパルタ特訓と鬼のような上下関係。
80年代青春映画大好きなワタクシは、もっと甘酸っぱいものを想像してましたよぅ。和食を食べるつもりで入ったお店がホルモン焼き屋だった気分。

70年ソウルもブラスの曲も大好きなので苦はないのだけど、この演奏時間の長さは普通の映画好きには拷問ではないのかしら??

私としては 主人公が最初から天才というのはあまりいただけない。
だって最初から「天才」というレッテルだと、観客は共感できないんじゃないかなぁ・・・
「荒削りだけど光るものを持っていて」ならば彼がこれからどれだけ成長するのかが楽しみだけどね。
この映画に関していえば 彼の所属するバンドももう最強チーム。
そして彼は生まれつきの天才。
うーん。最初から完成されているじゃんー。共感できないー。

それでもラストの大会での演奏シーンは主人公のチームもすごいが、ライバルがすんげーのよ。うーん。これから見る人の為に黙っておこう。

監督役の人はどこぞの映画で図書館のホログラムだった人だよねぇ?(あぁ。何の映画か誰か教えてください)

タイムライン

2004年9月15日 映画
14世紀のフランスへ物体を送ってしまう転送装置によって、過去に取り残された考古学の教授。息子や教え子、装置を開発したハイテク企業の社員らが、彼を連れ戻すために14世紀へ向かう。タイムリミットは、わずか6時間。しかし、行った先は英仏百年戦争のさなかで、その間に転送装置も故障してしまう…。



直前にね。王の帰還を見てしまったんです。
それだけでこの映画は半分損するから。

父親が映画を見ながら一言
「なぁ〜 これ2時間ドラマかぁ?」

えぇ。えぇ。私も感じました。
要はほんっと地味なんですよ。この映画。
パッとする役者もいなければ、ストーリーも想像通り。
それでもタイムスリップものは大好きなので、割増して見てしまうのですが。

*以下ネタばれ*

敗因は金銭の問題だけでなく作りの悪さだろー?これ。
まずさ、仲間の命が非常に軽いわけ。
人が一人死ぬってことはものすごいそれだけで卑怯なほどドラマに出来るわけなんだけど本当あっという間。あっさり死んで、仲間が叫んでハイおしまい。
庵野監督似のフランソワの死はもっともっと大きく扱ってもいい。

タイムマシンの設定にしても「FAXの原理を応用して人体を一度データ化して過去に転送するんだ!」とかいわれてもさ。
だってFAXは相手側もFAXを持ってることが条件じゃん?だとかFAXはデータがいくだけで本体の紙が残るじゃん!?ということは彼らのコピーがいくじゃん!つか何を元にして彼らは生成されたのかよっ!あーさっぱりわからず。

タイムスリップで一番楽しめるパラドックスもさ。
さりげなーくある伏線で「あぁ、そういうことか!」と思うことがベター。
それがクライマックスで「あぁぁぁ。耳を切られたぁぁぁぁ!!」などと出演者たちで絶叫。
わははははは。
私は子供かよ!覚えてるちゅうの。最初のエピソードくらい。
そんな叫ばんでもさ。

クライトン原作だってのにね。
あぁ。残念。
酷評は知っていたけれど、その目で確かめたかったのよ。へへ。
1963年、16歳のフランク・アバグネイルJr. は、両親の離婚を機に家出。航空会社からパイロット情報を入手し、まんまとなりすましたうえに偽装小切手も使いこなす詐欺師になる。16歳から21歳までの間に400 万ドルを稼いだ十代の詐欺師の実話をスティーブン・スピルバーグが映画化。


WOWOWでやっていたので再見。
この映画はスピルバーグが頑張りすぎてないところが大好きだ。
そして実話を元にした話というのも○。

実際のフランクと映画のフランクはどこが違うのか??
下記のサイトにくわーーーしく乗っておりますので興味がある方ご参照を。
http://su-kaku.main.jp/movies/m2003/m0304/catchme.html

天才詐欺師フランクは17歳にしてすでに26歳に見えたらしい。
レオは17歳にしか見えなかったけど・・・(笑
いくらなんでもパイロットには童顔すぎるだろー?と。

音楽や衣装。
これでもか!ってくらいポップでサイケな映像の中 おぼっちゃんレオとトムが縦横無尽な鬼ごっこ。
レオはあまり好きではないのだけど、この映画の思春期の少年独特の母親への微妙な心情、反抗心を表す表情がものすごい上手で好きなのだ。

スチームボーイ

2004年8月25日 映画
時は19世紀半ば、舞台は世界初の万国博覧会を控えたイギリス。少年レイは、祖父ロイドと父エディが発明した謎の球体・スチームボールを手にしたことから、アメリカのオハラ財団の手の者に捕われる。連れて行かれたのは、巨大な機械の要塞・スチーム城。そこで財団は、超高圧の蒸気を封じ込めたスチームボールの力を武器として売りさばこうとしていた。レイはそれを阻止しようとするが…


平日休みまで取って見にいったのは「誰も知らない」
最近シネコンに慣れっこになっていたので、びびって開演一時間前に劇場に着きました。
が!!しかーし。すでに劇場はものすごい女性達で埋め尽くされていて、柳楽萌え、もしくは健気な子供達に泣きたいオバ様方でいっぱい。
平日2回目の回にいったのですが、その日の分のチケットは完売でした。
無念・・・・

これだけ話題にもなって、宣伝もしているのに東京で3館とは酷いだろ・・・(私が見にいったこの日はまだ3館しか上映されてなかった)
スパイダーマン2か迷ったあげく、やはり大友は遅ればせながらでも抑えねば!と見にいってきました。

見た後に色々なところでレビューを読みましたが酷評ばかり。
私の感想としては
「映画としての出来は◎、大友映画としての出来は×」になりました。
AKIRAで成功を得て、それが好きなファンにとってはあのカルト的なアングラさがゾクゾクする。あのものすごい位置から投げてきた変化球は今なお「新しい」と思わざるを得ない。

今回のスチームボーイで大友ファンは360度回りを見回し、どっから球が投げられてくるかを楽しみにしていたら、こりゃ、また、まん前からまっすぐな球できたよ!ハリウッド映画か!
こんなのが酷評を生む結果になったのではないんじゃないかな・・・?
私がAKIRAで腰を抜かしたのは前人未到の音楽。
ねぶたや太鼓をリミックスして近未来SF映画にぶち当てたこと。
日本古来のものをSF映画という対極なものにぶつけるミスマッチさが余計に映画の不気味さと異様さを盛り上げた。
(その後の攻殻機動隊の雅楽や馬頭琴などの音響もこれの影響では?)

ハリウッド映画ではアクションシーンではフルオーケストラで盛り上げ、悲しいシーンはバイオリンの音が響く。そんな映画にしか慣れていなかった私は衝撃だった。
そして今回も音響はとても楽しみだった。
んが!!ハリウッドの効果音チームが担当。
残念。普通すぎる・・・その音楽なら別の映画でやってくれ・・・

ネガティブなことばかりだが、映画としての出来は非常に評価!
メカやアングルを見てるだけでも口が開いたっきりふさがらないほどの出来であるし、操縦席で父親が目標を見るためにルーペを重ねて焦点をあわせる動きなんかは「さすが!!」と目がうるうるきてしまう。
不安だった声優陣も違和感はあまりなく、鈴木杏の才能を改めて感じた。

ヒロイン役?のスカーレットの船上からの登場シーン。
そして性格や行動。
惣流アスカ・ラングレーにしか見えないのは私だけ?
いつ「あんたばかぁ?」とか言い出すかと思っちゃった。

陰陽師 2

2004年8月19日 映画
平安時代、都に鬼が現れては人の身体の一部を食らう事件が相次ぐ中、阿倍晴明(野村萬斎)は藤原安麻呂(伊武雅刀)の娘・日実子(深田恭子)が毎夜夢遊病のようにさまよい歩くことと、鬼の事件との関係性を調べることに。一方、その頃都では幻角(中井貴一)という男が次々と奇跡を起こし、人々から神のように崇められていた……。


いやほらだってさ、映画自体に期待なんかしてませんが、野村萬斎様ですもの!
第一作目で出演者達が野山を駆け回るシーンがありましたが、そこで気がついたのは

「彼だけ着物が揺れていない!!」

すごくない??
他のみんなが袖や裾を邪魔そうに走ってる様はまさに「現代人が無理してる走り」だったのにも関わらず彼だけ颯爽と。狂言師だからこそ身に染み付いてる華麗な身のこなしにすっかりノックダウンしてしまい、彼が舞うエンドロールだけを何度も何度も撒き戻してみた。

こんな偏った見方をしているのは自分だけかと思いきや、公開時には彼の舞をもう一度見るために女性リピーターが出たらしい。
今回も期待してますわよーー!と意気込んでみたらば、これは陰陽師の映画ではなく深キョンの映画ではないか!!?

今回よいところを全て持っていく彼女は男勝りのお姫様役。
それを模したのだろうが、彼女のスタイルは天草四郎でさー。
なんつうかうーん。
コスプレを見ているようで更に映画が安っぽくなった気が・・
どうも普段テレビドラマで見るバリバリの若手タレントを時代劇で見ると、嘘っぽく見えてしまうんだよなぁ。客は入るのだろうけど・・・

多分前回 野村萬斎の舞が好評だったので、今回も無理やり見せ場にねじこんだ感じがあり、クライマックスでいきなり舞を披露してくれたのは嬉しいのですが女形ですか・・・正直萌えポイントに当らず・・・

同カテゴライズで昔みた薬師丸の「里見八犬伝」と、成長がまったく見られない映画にがっくり・・・
田舎町に住む心優しい青年ディーズが、ニューヨークの大企業の相続人であることが発覚。1936年の名作『オペラハット』を、コメディ界の人気者、アダム・サンドラー主演でリメイクした一作。突然の幸運でニューヨークに招かれ、召使いとの生活を送ることになったディーズと、彼の相続株を横取りしようとする会社の重役たちに、マスコミも巻き込んだ丁々発止の騒動が展開していく。


あーあー。なんか書きたい時に鯖ダウンしてイライラしてるうちにプチ夏休みを敢行。といっても普段出来なかった近場めぐりなのですがね。ハハ。
最近も最近で、向かい風が吹いちゃー くるりと背を向けて引き返し、気分のままに夏をすごしてます。

で、この一週間書きたくて書けなかったことを徐々に書いていきます。
ちょっとだけ時間がディレイしますが・・・・

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アダム・サンドラーの映画は安心して実家のリビングでひっくり返ってみてられる。幾つになってもお色気うっふん映画や、ホラー映画は気まずいのよ〜。

彼は今までの主演映画を脚本家ティム・ハーリヒを初め、ルームメイトやら仲間内やらでワイワイ騒ぎながら作っている。いわば「サンドラー友の会」か?これがアダム映画独特のいい意味でのぬるい感じのするコメディもしれない。

今回もブシェミがカメオで出たり、きっと映画の中だけでなくアダムはみんなから愛される人なんだなぁとひとしお。

ストーリーは昔みた「ラルフ一世はアメリカン」を思い出した。
なんつうかな?ものすごいウェルメイドな話だよね。
ウィノナ綺麗だしさ。(あんなに胸あったかしら?)
ピーター・ギャラガーってどこかで見たことあったと思ったら「知らなすぎた男」の弟役?

一週間以上たった今 印象はあまり残っていないのよ。
まぁまぁ面白かったなぁくらいで。
ラストのちょっとしたドンデン返しがフフッと鼻で笑っちゃったくらいね・・・

誰も知らない

2004年8月6日 映画
確実にマスコミに踊らされてるなぁとは思うのですが、「誰も知らない」が気になる。
主役の柳楽の目は印象的でまっすぐですごいセクシーだよね。
これが計算ずくならば将来怖いです。

こちらで公開前にカンヌで賞を取ったのが話題ですが、実際の事件をモチーフにした映画に非常に興味がわいてしまったのですよ。

コチラが映画のモチーフになった「巣鴨子供置き去り事件」の詳細である。
http://www8.ocn.ne.jp/~moonston/family.htm

なんと悲しい話だよ〜〜
映画はこの事件の結末に忠実ではないらしいのですが、この事件の結末は面倒を見ていた長男は他で出来た友達を居候させ、その居候と共に妹を折檻し殺害。昔母親がしていたかのようにビニール袋で遺体を包んで捨てる。

そんな事件をドキュメンタリー専門の監督、是枝監督がどう料理したのか?
キャストには脚本を渡さずに状況だけを説明して会話をしてもらったようだ。
しかもキャストのほとんどは演技経験のない素人。(韓英恵はピストルオペラで素っ裸でひっくり返ってた子かなぁ・・・?)
すごい数のテープ回したんだろうなぁ、と元編集の目でみると失神するような撮影の仕方。非常に編集泣かせ。

ドキュメンタリーの撮影時間は半端じゃない。
ニュースの合間にやる「○○特集」と呼ばれる10分ほどの尺のものでも、何年も回し続ける、事実は映画やドラマではないからその一瞬がいつ起こるかわからない。だからとにかくまわし続ける。

勿論 スタッフ用の脚本はあったのである程度目指してる絵があったのだけど、それに至るまでの苦労は容易じゃないと思う。
だからこそリアル感と独特の悲哀のようなものが伝わったんだなぁと。

挿入歌タテタカコの「宝石」もせつないよ〜
森田童子かと思ったよ〜
http://www.vap.co.jp/tate/  ←試聴はコチラ

にしてもあれだけ宣伝したわりに東京で3館だけしか公開しないって・・・
NYの不動産王のジョージは、経営が悪化しつつある会社を建て直すため、熱血弁護士ルーシーを顧問にする。ところがジョージはしっかり者の彼女に頼りっぱなし。彼の子守に疲れた彼女は「2週間後にやめる」と宣言。ジョージは必死に引き止めようとする…。


単純なストーリーだなぁと思いつつ私はサンドラ・ブロックの「デンジャラス・ビューティー」が大好きなの!!あの映画は女性の願望みたいなものが込められてる気がして、爽快感がものすごい。(例えば綺麗になりたいとか、男以上に頭脳明晰で強くなりたいとかいう変身願望)
強いてケチをつけるならば相手役のベンジャミン・ブラットが好みでなかったこと。

今回は顔が年々溶け出してようが父が「スタローンに似てきてないか?」と言おうがヒュー様ですよ、ヒュー様。
二人揃って来日までして、宣伝された日には見ないわけにはゆきませぬ。
もー期待大であります!

が、しかし・・・
二人の掛け合いも絶妙で、脚本も素敵な仕上がり。
ダメ男ヒュー様を文句いいつつしっかり支えるサンドラ。あーかわゆい。
でも男はこう甘やかしちゃーいかんぜよ?

すごく素敵な映画・・・だと思うんですが・・・
なんとなく地味な気がしてしまうのはどうしてだろ・・・?
小さくまとまっちゃったなぁ。オイ。と思わざるを得ないなぁ。
何かが足りない。何かが足りない・・・
何かって何よ?といわれると腕組んでムゥーと唸ってしまうけれどね。

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