サマータイムマシン・ブルース
2006年7月18日 映画 コメント (2)
DVD ポニーキャニオン 2006/02/24 ¥2,625
お。恐ろしい・・・。 (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
と何故にこんなに脅えるかと申しますと、この映画の脚本を書いた小劇団ヨーロッパ企画の脚本家、上田誠氏は私が知らないだけで地元では昔からの大人気の小劇団なんだと思っておりました。
勿論人気はうなぎのぼりですが、実際のキャリアといえばテントやアトリエでの公演できちんとした劇場で公演したのは、このサマータイムマシンブルースが初めてのことらしいです。それがたった5年前。
その2年後には既に大阪近鉄劇場という関西で有名な劇場で同タイトルを公演。そして脚本の面白さに惚れこみ映画化。
演劇ってのはわりかし遠浅の海のように緩やかに成長していくものですが、こうやっていきなりの抜擢はすごい。
しかしだんだんとそういう風に演劇というマイナーな文化に脚光を浴びる場所が増えてるというのは嬉しいことです。
逆にいうと往年の名脚本家が小劇団の脚本を超えるものを書けなくなってきちゃってるのかもしれません。
さて映画はバックトゥーザフューチャーの規模をものっそいちっちゃくしたストーリー。
あの映画が父親と母親の出会う頃に戻り、橋渡し役になるというロマンチックだったのに比べてこちらは規模が小さい!!
恐竜のいる時代にも行きたいけれど、戻れなくなったら怖い。未来に行くのも自分がもし死んでいたら怖いってんで昨日。
んじゃ、この夏の暑い日、クーラーが壊れている生活も嫌なので、昨日からクーラーのリモコンを持ってきたらいんじゃね?
なぁんていう学生の馬鹿な発想から始まったこの顛末。
タイムパラドックスが非常にわかりやすいくせに、複雑で面白く、タイムラインを書いた脚本家にも是非みせてあげたいストーリー。そして青春劇が素晴らしい。ただ残念なのはオープニングにつらつらと観客のわからないシチュエーションをみせることが退屈だった。(最後に全部数珠つなぎになって解明するのは、先日絶賛した「穴」と同じ手法だが、こちらのほうが退屈に感じた)
しかし、邦画にまたひとつ名作が誕生したなと私は思うくらいの素晴らしい映画でした。
真夏にクーラーのリモコンが壊れたSF研究会の部室。そんなところへ偶然現れた本物のタイムマシンに乗って、昨日にタイムスリップ。壊れる前のリモコンを取ってきた研究会の面々。だがそれは過去を変える行為であり、そのせいで全てが消滅する恐れが! そこで元に戻すための大冒険がスタートする!
お。恐ろしい・・・。 (((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
と何故にこんなに脅えるかと申しますと、この映画の脚本を書いた小劇団ヨーロッパ企画の脚本家、上田誠氏は私が知らないだけで地元では昔からの大人気の小劇団なんだと思っておりました。
勿論人気はうなぎのぼりですが、実際のキャリアといえばテントやアトリエでの公演できちんとした劇場で公演したのは、このサマータイムマシンブルースが初めてのことらしいです。それがたった5年前。
その2年後には既に大阪近鉄劇場という関西で有名な劇場で同タイトルを公演。そして脚本の面白さに惚れこみ映画化。
演劇ってのはわりかし遠浅の海のように緩やかに成長していくものですが、こうやっていきなりの抜擢はすごい。
しかしだんだんとそういう風に演劇というマイナーな文化に脚光を浴びる場所が増えてるというのは嬉しいことです。
逆にいうと往年の名脚本家が小劇団の脚本を超えるものを書けなくなってきちゃってるのかもしれません。
さて映画はバックトゥーザフューチャーの規模をものっそいちっちゃくしたストーリー。
あの映画が父親と母親の出会う頃に戻り、橋渡し役になるというロマンチックだったのに比べてこちらは規模が小さい!!
恐竜のいる時代にも行きたいけれど、戻れなくなったら怖い。未来に行くのも自分がもし死んでいたら怖いってんで昨日。
んじゃ、この夏の暑い日、クーラーが壊れている生活も嫌なので、昨日からクーラーのリモコンを持ってきたらいんじゃね?
なぁんていう学生の馬鹿な発想から始まったこの顛末。
タイムパラドックスが非常にわかりやすいくせに、複雑で面白く、タイムラインを書いた脚本家にも是非みせてあげたいストーリー。そして青春劇が素晴らしい。ただ残念なのはオープニングにつらつらと観客のわからないシチュエーションをみせることが退屈だった。(最後に全部数珠つなぎになって解明するのは、先日絶賛した「穴」と同じ手法だが、こちらのほうが退屈に感じた)
しかし、邦画にまたひとつ名作が誕生したなと私は思うくらいの素晴らしい映画でした。
エージェント・コーディ ミッション in LONDON
2006年7月15日 映画
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005/10/28 ¥995
1も微妙だったのに、続編も作られたシリーズです。
何故かといいますと、日本ではあまり知られていないコーディ・バンクスを演じているフランキー・ムニッズ君はアメリカのテレビドラマで大人気だそうで、その人気にあやかった映画なのです。
それを見る私ってのもどうかと思いますが・・・・
前作ヒロイン役で出演したヒラリーは今回出演せず、イギリスに場所を写しての彼の大活躍。
これがもーまったくもって脚本に力の入ってないで、子供をターゲットにしているのでしょうが、少々悲しくなるいい加減なストーリーつくりです。
彼は今回もCIAの秘密工作員で潜入調査をするのですが、
「楽器ができないのに有名音楽学校に入学しなければいけない」、
それに加えて
「追跡すべき犯人が元教官で既に犯人には面が割れてる」
という最大級の脚本の穴というか・・・いくらなんでもそれを無理やり主人公に任命させるにはむちゃくちゃなストーリー展開となっております。
今回サポートする大人CIA調査員もホームアローンの泥棒並の阿呆どもで、作り物とはいえ少々不安になってくるほどのバカぶりでハラハラします。
後味は悪くないですが、あくまでも「お子チャマ向けティーン映画」ということだったようです。
十代のCIAエージェント、コーディ・バンクス(「マルコム in the Middle」のムニッズ)は洗脳ソフトの入ったマイクロチップを盗んで逃げた元司令官を追跡しなければならなくなる。コーディは天才演奏家になりすまし、問題のソフトを扱える唯一の人物、ロンドン在住のスノッブで身勝手な科学者に近づいていく。その間、降格になったCIAエージェント(アンダーソン)、スコットランドヤードのかわいいエージェント(スピアリット)らと行動を共にする。
1も微妙だったのに、続編も作られたシリーズです。
何故かといいますと、日本ではあまり知られていないコーディ・バンクスを演じているフランキー・ムニッズ君はアメリカのテレビドラマで大人気だそうで、その人気にあやかった映画なのです。
それを見る私ってのもどうかと思いますが・・・・
前作ヒロイン役で出演したヒラリーは今回出演せず、イギリスに場所を写しての彼の大活躍。
これがもーまったくもって脚本に力の入ってないで、子供をターゲットにしているのでしょうが、少々悲しくなるいい加減なストーリーつくりです。
彼は今回もCIAの秘密工作員で潜入調査をするのですが、
「楽器ができないのに有名音楽学校に入学しなければいけない」、
それに加えて
「追跡すべき犯人が元教官で既に犯人には面が割れてる」
という最大級の脚本の穴というか・・・いくらなんでもそれを無理やり主人公に任命させるにはむちゃくちゃなストーリー展開となっております。
今回サポートする大人CIA調査員もホームアローンの泥棒並の阿呆どもで、作り物とはいえ少々不安になってくるほどのバカぶりでハラハラします。
後味は悪くないですが、あくまでも「お子チャマ向けティーン映画」ということだったようです。
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DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2004/12/22 ¥3,990
意外に女性の学園ストーリーって成り立ちにくいのかあまり映画でみることがない。
男性の友情や、それを超えた(!)関係を描く学園物といわれると、すぐ作品隊タイトルが浮かぶのにね。
ほほぅ、こういうスタイルはすごく珍しいなと思う。
スパイダーマンのヒロイン役で散々叩かれたキルステンも本領発揮。
やっぱり彼女は我の強い嫌な役がとてもよく似合う。元々、私の中のキルステンベストはインタビューウィズバンパイアで、あの少女ヴァンパイア役で彼女はMTVの最優秀悪役賞を受賞した。ソファーに子供の死体と並んで横たわって、にっこり笑って許しを請うところなんて最高に可愛くてぞっとしたじゃないですか!!
今回でも、結婚生活の為に授業を休んだことを怒られ、教師であるジュリアを睨みつける顔!完全にジュリア負けてます。
もうね全身で、「教師と生徒という立場だけど女としては結婚してる私の勝ち!!」って顔してるのです。
逆にジュリアは下品に大きく口を開けて笑ってる顔が素敵なので、今回のように進歩的とはいえ教師役というのは少々もったいない気もします。魅力半減というか。
女子版スタンドバイミー、「Dearフレンズ」を見たときも感じましたが見終わった後に女の子にしか感じない甘美な胸の痛みがある。単純な男同士に比べて女の子は利己的で打算的なので、計算ずくなしで心がひとつになることは少ない。
どちらかというと高校以降、私は学校で優等生でいることが恰好悪い気がして、学校行事に非協力的な学生だったので、彼女達のように「学ぶ」ことを喜んでいる姿を見ると少々自分が変な見栄から置いてきてしまったことを後悔してしまう。
時は1953年。ニューイングランドにある名門ウェルズリー大学に、若く美しい女性教師キャサリンが就任する。彼女の夢は、米国一保守的という評判を持つこの大学の学生に、自立する力と進歩的な教育を与えること。しかし現実はそれほど甘くはなかった…。
意外に女性の学園ストーリーって成り立ちにくいのかあまり映画でみることがない。
男性の友情や、それを超えた(!)関係を描く学園物といわれると、すぐ作品隊タイトルが浮かぶのにね。
ほほぅ、こういうスタイルはすごく珍しいなと思う。
スパイダーマンのヒロイン役で散々叩かれたキルステンも本領発揮。
やっぱり彼女は我の強い嫌な役がとてもよく似合う。元々、私の中のキルステンベストはインタビューウィズバンパイアで、あの少女ヴァンパイア役で彼女はMTVの最優秀悪役賞を受賞した。ソファーに子供の死体と並んで横たわって、にっこり笑って許しを請うところなんて最高に可愛くてぞっとしたじゃないですか!!
今回でも、結婚生活の為に授業を休んだことを怒られ、教師であるジュリアを睨みつける顔!完全にジュリア負けてます。
もうね全身で、「教師と生徒という立場だけど女としては結婚してる私の勝ち!!」って顔してるのです。
逆にジュリアは下品に大きく口を開けて笑ってる顔が素敵なので、今回のように進歩的とはいえ教師役というのは少々もったいない気もします。魅力半減というか。
女子版スタンドバイミー、「Dearフレンズ」を見たときも感じましたが見終わった後に女の子にしか感じない甘美な胸の痛みがある。単純な男同士に比べて女の子は利己的で打算的なので、計算ずくなしで心がひとつになることは少ない。
どちらかというと高校以降、私は学校で優等生でいることが恰好悪い気がして、学校行事に非協力的な学生だったので、彼女達のように「学ぶ」ことを喜んでいる姿を見ると少々自分が変な見栄から置いてきてしまったことを後悔してしまう。
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ステップフォード・ワイフ
2006年7月8日 映画 コメント (2)
DVD 角川エンタテインメント 2005/06/10 ¥3,990
田島先生のお好みそうな、フェミニズムがバリバリに入った映画だと思ったのは私だけでしょうか?
女が仕事もって自己主張するなんてもっての他で、男のいいなりでいつも笑って毎日家事と旦那へのご奉仕にあけくれる笑顔の奥様たちばかりを求める男たちへのメッセージというか・・・
ここまで女性を二極化しなくてもいいじゃないっすかね?
世の女性たちはキャリアウーマンかカリスマ専業主婦かのどちらかじゃないし、両方とも楽しめればいいと私は思います。(経験してないから自分勝手な意見といわれればそれまでですが)家事も仕事も楽しめればいいじゃないですか?家事3:仕事7とかね。
ニコールにバービー人形のような恰好をさせたいが為にキャスティングされたと思うほど、よくお似合いになる60年代の金髪巻き髪にウエストを絞ったドレス。見惚れてしまうよ。その姿に。
映画としてはあまり評判がよくないのは、皆さんリメイク前の作品を評価なさってるからなのかな?
少なくとも私はこれはこれで脚本もキャストも(グレン・クローズのクレイジーな主婦っぷりも)かなり楽しめました。
TV局の敏腕プロデューサーのジョアンナは担当したTV番組のトラブルの責任を負わされ解雇。そして彼女は夫と子供と新しい土地で新生活をと、ステップフォードという街にやってきた。しかし、この街の女性たちは美しく着飾ってはいたものの、いつもお人形のような笑みを浮かべており、ジョアンナはその姿に不気味なものを感じていた。美しく整備された街に住む、美しい人妻たち。でもそこには人間らしい喜怒哀楽はなく、どこか寒々としている。
田島先生のお好みそうな、フェミニズムがバリバリに入った映画だと思ったのは私だけでしょうか?
女が仕事もって自己主張するなんてもっての他で、男のいいなりでいつも笑って毎日家事と旦那へのご奉仕にあけくれる笑顔の奥様たちばかりを求める男たちへのメッセージというか・・・
ここまで女性を二極化しなくてもいいじゃないっすかね?
世の女性たちはキャリアウーマンかカリスマ専業主婦かのどちらかじゃないし、両方とも楽しめればいいと私は思います。(経験してないから自分勝手な意見といわれればそれまでですが)家事も仕事も楽しめればいいじゃないですか?家事3:仕事7とかね。
ニコールにバービー人形のような恰好をさせたいが為にキャスティングされたと思うほど、よくお似合いになる60年代の金髪巻き髪にウエストを絞ったドレス。見惚れてしまうよ。その姿に。
映画としてはあまり評判がよくないのは、皆さんリメイク前の作品を評価なさってるからなのかな?
少なくとも私はこれはこれで脚本もキャストも(グレン・クローズのクレイジーな主婦っぷりも)かなり楽しめました。
港町にあるレストラン・バーの呼び物は、巨大水槽で行われる人魚ショー。だが、ショーで人魚を演じる美女ヴィーナスは、実は本物の人魚だった。そんなある時、彼女のもとに普段は海で暮らす姉のダイアナが現れ、父の訃報を告げる。彼女らの父は、密漁者の違法なダイナマイト漁に巻き込まれて亡くなったという。人魚の3姉妹は力を合わせて犯人探しを始めるが…。
最近WOWOWのテレビ映画には痛い目を喰らっていたので、正直これもそれほどのものとは思っておりませんでしたが、シンプルなストーリーながら、見てる人の心をぐっと捉える面白い作品でした!!これは拾い物!
彼女たちが人魚に変身して海を泳ぐシーンはまるでラッセンの絵画の一部のように滑らかな泳ぎ方。
この作品は「ホーカス・ポーカス」のようにそれぞれ異なった特殊な能力をもつ3姉妹。巨大なる力を持つダイアナ、すべての男を魅了する美をもつビーナス、心の鏡をもつジューン、そんな3姉妹の童話的要素に加えてチャーリーズエンジェル的要素もつけ加わる娯楽作品。
3人ともとても魅力な女優だったし、ひとつひとつのエピソートもベタなんだけど本当素敵なのだ。人魚がひとつづつ持つ宝物の話や、ビーナスを支配する横暴な店主の妻のエピソードも脚本が非常によくできている。
是非、これはシリーズ化してほしい作品である。
ケーブルテレビチャンネルによってはタイトルを「セクシーマーメイド」などと変更されていて、ちょっとエッチなVシネ扱いになっているが、「スプラッシュ」に勝るとも劣らない、素敵なファンタジー作品でした。
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DVD バンダイビジュアル 2005/10/28 ¥3,990
えー・・・なんかとにかくこの映画に出てくる大人たちはニュースや世間を見ればどこにでも転がっている人間なんだけれども、すごく汚くて子供のことなんかビタ一文考えちゃいない。大人の欲望や理想論のために犠牲になる子供たち。
本当、今世界の子供たちよ。こんな世の中で汚い大人ばかりでごめんなさい。そう謝りたくなるのだ。あたしも汚い大人の一人だし。
オウム真理教の事件から10年以上たって世間も私も、あの時の事件の大きさを忘れていた。
彼らが本気で国をひっくり返そうと思っていたことやテロ事件、連日連夜の特集番組。
あのとき、私は本当毎日の報道番組の仕事で家に帰れず、そしてディレクターは山梨からずっと帰れなかった。
そんな報道番組を制作していた小さなうちの会社にさえ、ある日会社の入り口に赤いペンキで「麻原は絶対の存在だ!」と大きく殴り書きされていた。
当時、逮捕されなかった信者たちは今どうしているんだろう?
上九一色に同じように子供はいたのだろうか?
赤の他人を大量虐殺してまで、作り上げようとした楽園を見事に崩されてしまった今、彼らは何を信じて生きているんだろう?
少年の名は光一、12歳。母に連れられてカルト教団《ニルヴァーナ》の施設で妹とともに数年を過ごしたが、カルト崩壊後、関西の児童相談所に預けられた。だが祖父は、光一より4つ年下の妹、朝子だけを引き取っていく。母の行方はわからないままだ。光一は偶然助けた少女・由希とともに、引き離された妹と母を取り戻すため、東京にいる祖父の元へと向かう。
えー・・・なんかとにかくこの映画に出てくる大人たちはニュースや世間を見ればどこにでも転がっている人間なんだけれども、すごく汚くて子供のことなんかビタ一文考えちゃいない。大人の欲望や理想論のために犠牲になる子供たち。
本当、今世界の子供たちよ。こんな世の中で汚い大人ばかりでごめんなさい。そう謝りたくなるのだ。あたしも汚い大人の一人だし。
オウム真理教の事件から10年以上たって世間も私も、あの時の事件の大きさを忘れていた。
彼らが本気で国をひっくり返そうと思っていたことやテロ事件、連日連夜の特集番組。
あのとき、私は本当毎日の報道番組の仕事で家に帰れず、そしてディレクターは山梨からずっと帰れなかった。
そんな報道番組を制作していた小さなうちの会社にさえ、ある日会社の入り口に赤いペンキで「麻原は絶対の存在だ!」と大きく殴り書きされていた。
当時、逮捕されなかった信者たちは今どうしているんだろう?
上九一色に同じように子供はいたのだろうか?
赤の他人を大量虐殺してまで、作り上げようとした楽園を見事に崩されてしまった今、彼らは何を信じて生きているんだろう?
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ヒップホップ・プレジデント
2006年6月12日 映画
DVD 角川エンタテインメント 2005/10/07 ¥3,990
しかしいつみても彼はブラック俳優にしては華奢というか、なで肩というか・・・なんか貧相な体型で。
そんな彼が今回大統領選挙に!!まぁ、びっくり。
私は嫌悪感を感じなかったのですが、以前「ディープインパクト」を見たときに友人(日本人)が激しい嫌悪感を示していたのを思い出しました。
おなじみの映画「ディープインパクト」は小惑星の墜落による地球滅亡危機映画でしたが、友人はアメリカ大統領役のモーガン・フリーマンに激しい拒否感。「だってさー黒人が大統領なんて嫌だろ?ありえないじゃん?」(本当はもっと口汚い表現だった)
・・・確かそのときからその友人に対して少し失望したんだっけな・・・
話題がそれましたが、この映画でクリス・ロックは国民の信頼を得るために、一風変わったスタイルで演説を行いだす。
ヒップホップの音楽とともにジャージに鎖ジャラジャラスタイルで乗り込み「yo-!メーン♪」
いや、やりすぎですって・・・いくらなんでも保守的な人がこれで納得するはずないだろうに(笑
いくら寛大な私(?)でも、こんなふざけたの許しませんよ!
でも!トントン拍子にアメリカ国民のハートを掴んで邁進していく彼。
やはりこういうアメリカンドリーム物語をアメリカ人は好むんだろうなぁと実感。
娯楽大統領映画としては、先日チラリと書いた、大統領の影武者がトラブルから実際に指揮をとらざるを得なくなった「デーヴ」
この作品を超えるものは未だ見つかりません。割と好評なアメリカン・プレジデントも今度見てみようと思います。
コメディアンのクリス・ロックが監督・脚本・出演も手掛けた政界コメディ。ひょんなことからアメリカの大統領選挙に参戦することになった町の人気者・メイズ。ヒップホップファッションで票集めに奔走する姿に、人々も次第に心を打たれ始めるが…。
しかしいつみても彼はブラック俳優にしては華奢というか、なで肩というか・・・なんか貧相な体型で。
そんな彼が今回大統領選挙に!!まぁ、びっくり。
私は嫌悪感を感じなかったのですが、以前「ディープインパクト」を見たときに友人(日本人)が激しい嫌悪感を示していたのを思い出しました。
おなじみの映画「ディープインパクト」は小惑星の墜落による地球滅亡危機映画でしたが、友人はアメリカ大統領役のモーガン・フリーマンに激しい拒否感。「だってさー黒人が大統領なんて嫌だろ?ありえないじゃん?」(本当はもっと口汚い表現だった)
・・・確かそのときからその友人に対して少し失望したんだっけな・・・
話題がそれましたが、この映画でクリス・ロックは国民の信頼を得るために、一風変わったスタイルで演説を行いだす。
ヒップホップの音楽とともにジャージに鎖ジャラジャラスタイルで乗り込み「yo-!メーン♪」
いや、やりすぎですって・・・いくらなんでも保守的な人がこれで納得するはずないだろうに(笑
いくら寛大な私(?)でも、こんなふざけたの許しませんよ!
でも!トントン拍子にアメリカ国民のハートを掴んで邁進していく彼。
やはりこういうアメリカンドリーム物語をアメリカ人は好むんだろうなぁと実感。
娯楽大統領映画としては、先日チラリと書いた、大統領の影武者がトラブルから実際に指揮をとらざるを得なくなった「デーヴ」
この作品を超えるものは未だ見つかりません。割と好評なアメリカン・プレジデントも今度見てみようと思います。
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七人の弔(とむらい)
2006年6月11日 映画
DVD バンダイビジュアル 2006/01/27 ¥5,250
随分何度も撮っているイメージでしたが、これがダンカンの初監督作品だそうです。
「生きない」は、当時、荒唐無稽だと思っていた集団自殺の物語ですが、作品以後ネットでの集団自殺が次々を取り上げられ、笑い事ではなくなってきました。
今回のテーマも児童虐待と臓器売買。外国では既に珍しくない子供の臓器売買ビジネスがとうとう日本にも牙を剥いた話です。それも実に淡々と。
常日頃、子供を邪魔に思っていたり、借金苦などから子供の臓器を大金と引き換えにしようとする父母。
この「自分勝手な大人」が憎憎しげに描かれている。笑いどころが微妙で、多分これからの日本にはこういうビジネスは暗躍、もしかしたらもうしているのかもしれないなと背筋がぞっとするわけです。
大人たちが他の子供を陥れて自分の分け前を増やそうとするところなど、ブラックコメディ要素がたっぷりで非常によく出来ていたとは思うのですが、ラストが非常に腑に落ちない。
ストーリー展開の途中でラストシーンは安易に想像できるものだし、ハッピーエンドなのかどうなのか判定が曖昧で、(そう観客に思わせる意図なのかもしれないけれど)これでいいのか?
ラストの歌がまたシニカルでなんとなく誤魔化されてしまった感はあるが、この作品、非常にお勧めです。
タイトルはもじっているだけで「七人の侍」には何のオマージュもない作品だと思いますので、そこら辺を期待しないように注意。
夏休み。
川原でキャンプをしているのは、全国から集まってきた七組の親子たち。楽しいハズの親子キャンプなのに、七人のこどもたちはみな浮かない顔をしている。親たちがいつもと違って、妙にやさしくて、「いい親子」を演じようとしているからだ。
やがて指導員風の男が、親だけを集めて説明会を開いた。その内容には、このキャンプが秘める、とんでもない理由があった・・・。
随分何度も撮っているイメージでしたが、これがダンカンの初監督作品だそうです。
「生きない」は、当時、荒唐無稽だと思っていた集団自殺の物語ですが、作品以後ネットでの集団自殺が次々を取り上げられ、笑い事ではなくなってきました。
今回のテーマも児童虐待と臓器売買。外国では既に珍しくない子供の臓器売買ビジネスがとうとう日本にも牙を剥いた話です。それも実に淡々と。
常日頃、子供を邪魔に思っていたり、借金苦などから子供の臓器を大金と引き換えにしようとする父母。
この「自分勝手な大人」が憎憎しげに描かれている。笑いどころが微妙で、多分これからの日本にはこういうビジネスは暗躍、もしかしたらもうしているのかもしれないなと背筋がぞっとするわけです。
大人たちが他の子供を陥れて自分の分け前を増やそうとするところなど、ブラックコメディ要素がたっぷりで非常によく出来ていたとは思うのですが、ラストが非常に腑に落ちない。
ストーリー展開の途中でラストシーンは安易に想像できるものだし、ハッピーエンドなのかどうなのか判定が曖昧で、(そう観客に思わせる意図なのかもしれないけれど)これでいいのか?
ラストの歌がまたシニカルでなんとなく誤魔化されてしまった感はあるが、この作品、非常にお勧めです。
タイトルはもじっているだけで「七人の侍」には何のオマージュもない作品だと思いますので、そこら辺を期待しないように注意。
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ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ
2006年6月10日 映画
DVD ハピネット・ピクチャーズ 1998/11/25 ¥3,990
はいはーい。秋林さん、私もマイケル・ケインの執事cafe行きたいでーす!
米英、胡散臭いもの対決。素晴らしい脚本であります。
かたや豪邸に住み、頭の先からつま先まで抜かりなく高級紳士に成りすまし貴婦人から大金を巻き上げるプロ。
もうかたや、その場の口先だけで女性をだまくらかし小金を巻き上げ続けるペテン師。
その二人が互いのテリトリーを廻って対決をすることになったから、さぁ大変。互いに自分の個性を生かした方法で女性を追い詰める様子が本当おかしい。スティーブ・マーチンのヤンキーな演技、彼のわざとらしい動きに笑わせられることもあるけれど、隙のない紳士になりすましたマイケルがスティーブに出し抜かれたときの、唖然とした表情。これがたまらない。
やはりこれは脚本の濃密さが勝因なのです。
確かにこの映画は双璧の二人の動きにも笑わせられますが、やはり緻密な伏線やストーリーが面白いのだ。
やっぱり「エンタの神様」などをみてても、体ひとつの飛び道具みたいな芸人よりも、私はアンジャッシュのようなじっくり計算されている笑いが好みなんですよねー。
で、10年ぶりに何故に、この映画を久しぶりにみたかと申しますと、日本でも市川正親、鹿賀丈史で舞台化されてるこの作品。
私は最初みたときよりマイケル・ケイン演じる詐欺師を日本で出来るのは、何歳になっても甘いダンディなマスクをしたファンファン大佐。あの岡田真澄氏が、あるときは国の闘士、あるときはお忍びの異国の皇子として、貴婦人を騙していくところを見たかったのだ。合掌。
南フランスのリゾート地をめぐるペテン師とサギ師のサバイバルゲームを描いた傑作コメディ。スティーブ・マーチン、マイケル・ケイン、グレン・ヘッドリーほか出演。
はいはーい。秋林さん、私もマイケル・ケインの執事cafe行きたいでーす!
米英、胡散臭いもの対決。素晴らしい脚本であります。
かたや豪邸に住み、頭の先からつま先まで抜かりなく高級紳士に成りすまし貴婦人から大金を巻き上げるプロ。
もうかたや、その場の口先だけで女性をだまくらかし小金を巻き上げ続けるペテン師。
その二人が互いのテリトリーを廻って対決をすることになったから、さぁ大変。互いに自分の個性を生かした方法で女性を追い詰める様子が本当おかしい。スティーブ・マーチンのヤンキーな演技、彼のわざとらしい動きに笑わせられることもあるけれど、隙のない紳士になりすましたマイケルがスティーブに出し抜かれたときの、唖然とした表情。これがたまらない。
やはりこれは脚本の濃密さが勝因なのです。
確かにこの映画は双璧の二人の動きにも笑わせられますが、やはり緻密な伏線やストーリーが面白いのだ。
やっぱり「エンタの神様」などをみてても、体ひとつの飛び道具みたいな芸人よりも、私はアンジャッシュのようなじっくり計算されている笑いが好みなんですよねー。
で、10年ぶりに何故に、この映画を久しぶりにみたかと申しますと、日本でも市川正親、鹿賀丈史で舞台化されてるこの作品。
私は最初みたときよりマイケル・ケイン演じる詐欺師を日本で出来るのは、何歳になっても甘いダンディなマスクをしたファンファン大佐。あの岡田真澄氏が、あるときは国の闘士、あるときはお忍びの異国の皇子として、貴婦人を騙していくところを見たかったのだ。合掌。
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DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005/07/27 ¥3,990
この作品「最凶女装計画」はパロディ映画「最終絶叫計画」など絶叫シリーズとは無関係です。
シリーズ同様、ウェイアンズ兄弟が手がけた作品だということで、こんな冠ついちゃいました。原題は「White Chicks」白人の女の子という意味ですか?無関係なのにヒットシリーズにあやかってつける邦題が私は嫌いだ!あと5年後「バス男」なんてすごく寒々しい映画として扱われそうじゃないですか!?
この映画は立派に全米ナンバー1コメディでヒットもしましたので、心待ちにしていたけれど日本未公開に終わってしまった。
彼等、ウェイアンズ兄弟はいつも家内工業で映画を作っており、絶叫シリーズも兄弟3人にいとこを含めた「ウェイアンズ一家」によって監督、主演、制作すべてを占めていて、実はこの映画で活躍している5人だけじゃなくて、テレビ映画界で活躍してる人は他親戚一同集めると10人以上にもなるとか!?おそるべし才能の家系です。高嶋ファミリーも敵いません。
さてストーリーは、なんともむちゃくちゃな「黒人FBI凸凹コンビが潜入調査の為に金髪セレブ姉妹になりすます」もの。
この特殊メイクがもう不自然で非常に気持ち悪い。(笑
マッチョな男が体格だけでもう全然別人にも関わらず、友人なども彼等の女装姿が誰も見抜けないのがおかしい。
「志村ーうしろうしろ!」ってなぐらいのわざとらしさなのに、見事にセレブ姉妹を演じきっていくのが腹を抱える。(むしろ元の人物よりも好評だったりして)
昔、黒人奨学金の枠を狙う為に白人が黒人に化けた「ミスター・ソウルマン」という名作がありましたが、あれのほうがまだ自然だったね。今回はなんといっても人種だけの差ではなく、性までも変身していく様が中途半端でおかしくて、白人女性なのにヒップホップに鋭く反応してバリバリ頭で回転してホールの注目を集める様は面白い。
欲をいえば、一時期エディ・マーフィがしつこくやっていたようなお下劣ギャグ(ゲップやおならとか)は好きじゃないのですが、バッドボーイズのようなむこうみずな凸凹コンビ。しかも片方の嫁が嫉妬深くて非常に怖いという見事な設定。これはシリーズ化してくれないでしょうか?
失敗ばかりのダメ刑事2人が、ひょんなことから女装して潜入捜査をすることに…。ウェイアンズ兄弟主演で贈るギャグ・コメディ。
この作品「最凶女装計画」はパロディ映画「最終絶叫計画」など絶叫シリーズとは無関係です。
シリーズ同様、ウェイアンズ兄弟が手がけた作品だということで、こんな冠ついちゃいました。原題は「White Chicks」白人の女の子という意味ですか?無関係なのにヒットシリーズにあやかってつける邦題が私は嫌いだ!あと5年後「バス男」なんてすごく寒々しい映画として扱われそうじゃないですか!?
この映画は立派に全米ナンバー1コメディでヒットもしましたので、心待ちにしていたけれど日本未公開に終わってしまった。
彼等、ウェイアンズ兄弟はいつも家内工業で映画を作っており、絶叫シリーズも兄弟3人にいとこを含めた「ウェイアンズ一家」によって監督、主演、制作すべてを占めていて、実はこの映画で活躍している5人だけじゃなくて、テレビ映画界で活躍してる人は他親戚一同集めると10人以上にもなるとか!?おそるべし才能の家系です。高嶋ファミリーも敵いません。
さてストーリーは、なんともむちゃくちゃな「黒人FBI凸凹コンビが潜入調査の為に金髪セレブ姉妹になりすます」もの。
この特殊メイクがもう不自然で非常に気持ち悪い。(笑
マッチョな男が体格だけでもう全然別人にも関わらず、友人なども彼等の女装姿が誰も見抜けないのがおかしい。
「志村ーうしろうしろ!」ってなぐらいのわざとらしさなのに、見事にセレブ姉妹を演じきっていくのが腹を抱える。(むしろ元の人物よりも好評だったりして)
昔、黒人奨学金の枠を狙う為に白人が黒人に化けた「ミスター・ソウルマン」という名作がありましたが、あれのほうがまだ自然だったね。今回はなんといっても人種だけの差ではなく、性までも変身していく様が中途半端でおかしくて、白人女性なのにヒップホップに鋭く反応してバリバリ頭で回転してホールの注目を集める様は面白い。
欲をいえば、一時期エディ・マーフィがしつこくやっていたようなお下劣ギャグ(ゲップやおならとか)は好きじゃないのですが、バッドボーイズのようなむこうみずな凸凹コンビ。しかも片方の嫁が嫉妬深くて非常に怖いという見事な設定。これはシリーズ化してくれないでしょうか?
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DVD ハピネット・ピクチャーズ 2005/07/29 ¥3,990
うーん。なんとも微妙です。
映画としての感想を述べますと、
最近のドラマや邦画に比べて、ぶっちぎりに演技力が突出していて、みていて本当驚く。
沢尻エリカの透明感とか高岡蒼佑も見事だった。
日本の若者でもひっぱればこの位置まで上がる演技が出来るのだと、他の演出家は今まで何をしていたのかと問い詰めたくなるほどのものでした。それがもう全員が全員ね。誰かが抜きん出て上手なわけでなく底力が他のどの作品の比じゃない。
暴力シーンも目をそらしたくなるようなバイオレンスさが非常によい。
ストーリーもきちんと出来ていて、60年代当時の雰囲気がよく出ていたんじゃないかと思う。
ただ、この映画で感動するかといったら、それは別物の話で、この映画で感動するのは朝鮮の反日に迎合してしまう気がしてならない。考えすぎなのかな?すごく自虐的に日本が描かれていて、「日本は朝鮮にたくさんたくさん酷いことをしたのだから、どう責められても仕方がないことなのだ」という考えに深く頷ける方は、涙が止まらないだろう。
思想的に私は井筒監督がどういう意図で日本を否定し、朝鮮の言い分を全面的に肯定した、ゴメンナサイ映画を作ろうと思ったのかわからない。先日、この映画は韓国でも公開されたそうです。これを彼らからみると日本人が「韓国を侵略しといたくせに謝罪も何もしていない」ことを肯定しているように見えないだろうか??それがものすごい不安になる。
あ、ちなみに私は右でも左でもなく中心でいたいと思っておりますが、腑に落ちない部分が多かったのも事実です。
プロパガンダ映画という側面を抜きにして芸術作品として鑑賞したならば、とても美しい作品でした。
『ゲロッパ!』の井筒和幸監督が、若者たちの恋と喧嘩を軸に、日本と朝鮮の深い溝とそれを乗り越える前向きな力を問う屈指の傑作青春映画。1968年の京都、高校2年の康介(塩谷瞬)はかねがね敵対する朝鮮高校に親善サッカー試合の交渉をするはめに。しかし訪れた朝鮮高校で彼は、音楽室でフルートを吹くキョンジャ(沢尻エリカ)に一目ぼれし、彼女と仲良くなりたい一心で、『イムジン河』の歌をギターで覚えるが……。
うーん。なんとも微妙です。
映画としての感想を述べますと、
最近のドラマや邦画に比べて、ぶっちぎりに演技力が突出していて、みていて本当驚く。
沢尻エリカの透明感とか高岡蒼佑も見事だった。
日本の若者でもひっぱればこの位置まで上がる演技が出来るのだと、他の演出家は今まで何をしていたのかと問い詰めたくなるほどのものでした。それがもう全員が全員ね。誰かが抜きん出て上手なわけでなく底力が他のどの作品の比じゃない。
暴力シーンも目をそらしたくなるようなバイオレンスさが非常によい。
ストーリーもきちんと出来ていて、60年代当時の雰囲気がよく出ていたんじゃないかと思う。
ただ、この映画で感動するかといったら、それは別物の話で、この映画で感動するのは朝鮮の反日に迎合してしまう気がしてならない。考えすぎなのかな?すごく自虐的に日本が描かれていて、「日本は朝鮮にたくさんたくさん酷いことをしたのだから、どう責められても仕方がないことなのだ」という考えに深く頷ける方は、涙が止まらないだろう。
思想的に私は井筒監督がどういう意図で日本を否定し、朝鮮の言い分を全面的に肯定した、ゴメンナサイ映画を作ろうと思ったのかわからない。先日、この映画は韓国でも公開されたそうです。これを彼らからみると日本人が「韓国を侵略しといたくせに謝罪も何もしていない」ことを肯定しているように見えないだろうか??それがものすごい不安になる。
あ、ちなみに私は右でも左でもなく中心でいたいと思っておりますが、腑に落ちない部分が多かったのも事実です。
プロパガンダ映画という側面を抜きにして芸術作品として鑑賞したならば、とても美しい作品でした。
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DVD ハピネット・ピクチャーズ 2004/11/12 ¥3,990
バービー人形のようなグウィネスの着せ替えを楽しむだけで満足しました。
そして私はマイク・マイヤーズが大嫌いなので彼を見た瞬間、映画を見たことを後悔しそうになりました。
もう生理的に駄目なんだよね。彼の笑いは。全然面白くないつうの!寒々しいつうの!
大体、斜視の目ってそんなにおかしいですか?言わないと人に気づかれたことはありませんが、私、斜視です。
そんな人の笑いものにされるようなことですか。そうですか。
欧米で顔芸で売っている方が私は肌に合わないらしく、初期のジム・キャリー、そしてMrビーンのローワン・アトキンソンも漏れなく駄目です。
そして今回のヒーローは、「13Love30」でも、同じような役を演じていたマーク・ラファロ。
ああぁ、もう。私は彼も苦手だ。というより、こういう純粋なヒーロー役に似会わず、もうちょっと適材適所があると思う。主人公が全てを捨てて走りたくなるような男性に見えないし、アーティストとか知的な役に見えないのよ。目つきがいやらしいというか・・・ゴニョゴニョ。
ま、それをいうならば、こういう胸キュン青春映画をやるならばグウィネスもとうが立ってる気がします。
プロットはありがちだけど嫌いではないです。しかし、ファッションとか音楽とかサイケにしたいのか80年代にしたいのか絞りきれていない印象。次第点です。散々こき下ろしたように見えるでしょうが、お勧めもしませんが、見るのを止めることもいたしませんよっと。
唯一手放しで喜んだことは久しぶりのロブ・ロウですよ!セントエルモスファンの私は、ちょっと身を乗り出しました!
ヒーローより遥かにかっこよくて優しそうじゃないですか!んもー。
田舎育ちのドナは、国際線のスチュワーデスを目指し、地元のマイナーな航空会社から業界大手の航空会社の試験に挑戦。養成面接をパスし、配属を決める試験も国際線に楽々パスと思ったら、平均点以下が勤務する国内線勤務に。渋々仕事をこなすが、納得いかない彼女は思い切った行動に出ることに。
バービー人形のようなグウィネスの着せ替えを楽しむだけで満足しました。
そして私はマイク・マイヤーズが大嫌いなので彼を見た瞬間、映画を見たことを後悔しそうになりました。
もう生理的に駄目なんだよね。彼の笑いは。全然面白くないつうの!寒々しいつうの!
大体、斜視の目ってそんなにおかしいですか?言わないと人に気づかれたことはありませんが、私、斜視です。
そんな人の笑いものにされるようなことですか。そうですか。
欧米で顔芸で売っている方が私は肌に合わないらしく、初期のジム・キャリー、そしてMrビーンのローワン・アトキンソンも漏れなく駄目です。
そして今回のヒーローは、「13Love30」でも、同じような役を演じていたマーク・ラファロ。
ああぁ、もう。私は彼も苦手だ。というより、こういう純粋なヒーロー役に似会わず、もうちょっと適材適所があると思う。主人公が全てを捨てて走りたくなるような男性に見えないし、アーティストとか知的な役に見えないのよ。目つきがいやらしいというか・・・ゴニョゴニョ。
ま、それをいうならば、こういう胸キュン青春映画をやるならばグウィネスもとうが立ってる気がします。
プロットはありがちだけど嫌いではないです。しかし、ファッションとか音楽とかサイケにしたいのか80年代にしたいのか絞りきれていない印象。次第点です。散々こき下ろしたように見えるでしょうが、お勧めもしませんが、見るのを止めることもいたしませんよっと。
唯一手放しで喜んだことは久しぶりのロブ・ロウですよ!セントエルモスファンの私は、ちょっと身を乗り出しました!
ヒーローより遥かにかっこよくて優しそうじゃないですか!んもー。
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ぼくらの三ツ星レストラン
2006年6月3日 映画自分たちのレストランを経営することになった5人家族が、オープン初日、数々のトラブルに見舞われながら奮闘するホーム・コメディ。一家の子供3人はパパとママの留守を守ることが出来るのか!?
これは海外テレビドラマです。
前回も書きましたがアメリカのテレビというのは映画とはっきり違って手がかけられていない作品が多いのでよくわかりますね・・・
そういう意味では日本のドラマ作品というのは、さほど映画とクオリティの差を感じないのでレベルが高いのかもしれません。
WOWOWのドラマWの2時間ドラマは、そこらの邦画に絶対に負けないクオリティですし。
ホームアローンと同じく、子供たちだけでレストランをオープンするハメになった3兄弟。それを阻止する商売敵にミシュラン記者まで登場してのドタバタコメディ。
たかが子供に酷い仕打ちをして返り討ちを喰らう商売敵の馬鹿兄弟ですが、ホームアローンのようには小気味よくないというか、すっきりしない陰湿な感じがします。
ありえねええ!という設定ばかりで建物裏のガス管と水道管がまったく同じつくりの赤と青のホースでそれを入れ換えて子供たちを混乱させるとか。もう水道をひねると火がボーボーでます。ないない、ありえない(笑)
BGMもなんだか子供アニメのような安っぽいつくりなのは仕方ないのでしょうか。ドラマというより真面目なつくりのコント番組に近いです。
レストランものというのはすごく食べ物が美味しそうに見える作品が多い。この作品も序盤もーめちゃくちゃにお客様をさばいていた3兄弟がだんだん慣れて、独自のメニューを開発したりしていく。その料理がすごく美味しそうなんですよ。
3兄弟の末っ子も、子供らしくテーブルの下に隠れていたのが、追い詰められてイヤイヤこなすうちに、無粋な客を追い出したりする名ウエイターになっていったりする、その成長ぶりだけが少し楽しめる。
しかしレストランを一つオープンさせるだけなのに、えらい大騒ぎですなぁ。(笑)
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DVD 松竹 2005/10/29 ¥3,990
誰だ!?こんなに細かいこと記した人は。
私の経験上、あまりネットで演劇マニアは見たことがないのですが、この詳細ぶりには脱帽した!
「阿修羅城の瞳 wiki」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E4%BF%AE%E7%BE%85%E5%9F%8E%E3%81%AE%E7%9E%B3
「阿修羅城の瞳」は劇団新感線の初期名作を豪華キャスト、豪華なスタッフにより映画化したものです。
キャストは舞台版でも同役を務めた市川染五郎、椿が宮沢りえ。
中島かずき原作のものを戸田山雅司さんが脚本。戸田山さんは元々第三舞台の俳優でしたが、後に脚本家に転向。テレビドラマの脚本などが有名ですが、同じようにファンタジー系時代劇を描いた10年前の「忠臣蔵ブートレッグ」は秀逸でした。
音楽はカウボーイビバップの菅野ようこ。衣装は新感線同様、竹田団吾。(最近西遊記も出がけていた?)期待が高まります。
新感線の世界というものは、伝奇ロマンにハードロックでグイグイ押すドラマ。
半村良とハードロックの融合に特撮を加えた世界にはまれば、こっちのものです。
オープニング10分は素晴らしかった。観客を引き付ける演出とスピード感でこれぞ「いのうえ歌舞伎」の世界だった。
緑色の血を浴びながら、狂ったように鬼を斬っていく様子。すげーかっこいいです!
しかし宮沢りえが出てくるあたりから、物語が失速していく気がする。
大体、新感線の主役というものは大概、男勝りだが実は後ろ暗い過去があって、どこか憂いを秘めていて、普段は勝気でコミカルで可愛らしいってのが定番だ。
後ろ暗いってのは見事に宮沢りえにはまるのだけど、彼女が発する乱暴な男言葉って全然馴染んでいないのだよね。
やはり彼女はウダツの上がらない亭主の侍を支える貞淑な妻のほうが似合ってるよ。
その分、舞台での天海祐希や富田靖子のほうが、きりりと一本芯が通っていて「つばき」にあっている。
元々、観音様顔であるから後半は生えるけれど、新感線独特の衣装の立ち振る舞いも辛そうなうえに、殺陣はもっと辛そうだ。
私はもう大分先入観があって、映画作品としての評価が下しにくいんですけどどうでしょうか?
子供向け特撮映画とかに見えたりしないんでしょうか?
やはりこういう伝奇ロマンっていうのは、もう観客の目は誤魔化せないから、中途半端に映像化するならば、舞台にお任せして、金をしこたま使えたときに「HERO」ばりにやればよろしいと思う。
何故かエンディングテーマにスティングですが、とにかく音楽が素晴らしかった!サントラ入手したいほどです。
人の世を滅ぼそうとする鬼たちと、鬼を祓う外は“鬼御門”が激しい戦いをくり広げていた文化文政期の江戸の町。“鬼御門”の副長だった病葉出門は、とある事件をキッカケに“鬼御門”をやめ、舞台役者へと転身を。だがそんな彼が恋したつばきという女盗賊はなんと、恋をすると鬼に変身してしまう、哀しい宿命を背負った女性だったのだ……。
誰だ!?こんなに細かいこと記した人は。
私の経験上、あまりネットで演劇マニアは見たことがないのですが、この詳細ぶりには脱帽した!
「阿修羅城の瞳 wiki」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E4%BF%AE%E7%BE%85%E5%9F%8E%E3%81%AE%E7%9E%B3
「阿修羅城の瞳」は劇団新感線の初期名作を豪華キャスト、豪華なスタッフにより映画化したものです。
キャストは舞台版でも同役を務めた市川染五郎、椿が宮沢りえ。
中島かずき原作のものを戸田山雅司さんが脚本。戸田山さんは元々第三舞台の俳優でしたが、後に脚本家に転向。テレビドラマの脚本などが有名ですが、同じようにファンタジー系時代劇を描いた10年前の「忠臣蔵ブートレッグ」は秀逸でした。
音楽はカウボーイビバップの菅野ようこ。衣装は新感線同様、竹田団吾。(最近西遊記も出がけていた?)期待が高まります。
新感線の世界というものは、伝奇ロマンにハードロックでグイグイ押すドラマ。
半村良とハードロックの融合に特撮を加えた世界にはまれば、こっちのものです。
オープニング10分は素晴らしかった。観客を引き付ける演出とスピード感でこれぞ「いのうえ歌舞伎」の世界だった。
緑色の血を浴びながら、狂ったように鬼を斬っていく様子。すげーかっこいいです!
しかし宮沢りえが出てくるあたりから、物語が失速していく気がする。
大体、新感線の主役というものは大概、男勝りだが実は後ろ暗い過去があって、どこか憂いを秘めていて、普段は勝気でコミカルで可愛らしいってのが定番だ。
後ろ暗いってのは見事に宮沢りえにはまるのだけど、彼女が発する乱暴な男言葉って全然馴染んでいないのだよね。
やはり彼女はウダツの上がらない亭主の侍を支える貞淑な妻のほうが似合ってるよ。
その分、舞台での天海祐希や富田靖子のほうが、きりりと一本芯が通っていて「つばき」にあっている。
元々、観音様顔であるから後半は生えるけれど、新感線独特の衣装の立ち振る舞いも辛そうなうえに、殺陣はもっと辛そうだ。
私はもう大分先入観があって、映画作品としての評価が下しにくいんですけどどうでしょうか?
子供向け特撮映画とかに見えたりしないんでしょうか?
やはりこういう伝奇ロマンっていうのは、もう観客の目は誤魔化せないから、中途半端に映像化するならば、舞台にお任せして、金をしこたま使えたときに「HERO」ばりにやればよろしいと思う。
何故かエンディングテーマにスティングですが、とにかく音楽が素晴らしかった!サントラ入手したいほどです。
DVD 松竹 2005/06/29 ¥4,935
うーむ・・・・汚い演出だ。
やはり子役としての寿命は短く、「アイアムサム」での愛らしさがどんどん失われていっていると思っていたダコダ・ファニングちゃんですが、この映画に関しては今までで1,2を争うほど可愛らしい。
やー、もうジョンだけでなく、観客全員がメロメロになるほどの天使ぶり。とりたてて可愛らしさを狙ったエピソードがあるわけでもないのに、自然に彼女が振舞い、そして友情を深めようとする様がキュートでノックダウンだ。
なので後半、殺されたピタへの復讐でジョンが鬼になるところもなんだか見てるこっちも一体となり復讐の鬼へなる。正直いっちゃえば残虐すぎるところもあるのですが、我に帰りそうなところで、またピタのインサートを加えるコ汚い演出!!(笑)
南米での誘拐率の高さを主張するなど、映像テクニックも車酔いしかけましたが、そこらへんのアクション娯楽とは少々違った趣きになっているので暴力シーンが目に余りますが面白いと思います。
とある金持ちの家の9歳の娘ピタのボディガードとなった孤高なもと対テロ部隊のジョン。やがて彼はピタにより癒され、次第に暖かいハートを取り戻していく。だがピタが金目当ての組織によって拉致されて殺され、ジョンも大怪我を追ってしばらく寝たきりに。やがて回復した彼は、ピタの仇討ちに誘拐組織を追いつめていくのだった……。
うーむ・・・・汚い演出だ。
やはり子役としての寿命は短く、「アイアムサム」での愛らしさがどんどん失われていっていると思っていたダコダ・ファニングちゃんですが、この映画に関しては今までで1,2を争うほど可愛らしい。
やー、もうジョンだけでなく、観客全員がメロメロになるほどの天使ぶり。とりたてて可愛らしさを狙ったエピソードがあるわけでもないのに、自然に彼女が振舞い、そして友情を深めようとする様がキュートでノックダウンだ。
なので後半、殺されたピタへの復讐でジョンが鬼になるところもなんだか見てるこっちも一体となり復讐の鬼へなる。正直いっちゃえば残虐すぎるところもあるのですが、我に帰りそうなところで、またピタのインサートを加えるコ汚い演出!!(笑)
南米での誘拐率の高さを主張するなど、映像テクニックも車酔いしかけましたが、そこらへんのアクション娯楽とは少々違った趣きになっているので暴力シーンが目に余りますが面白いと思います。
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DVD アミューズソフトエンタテインメント 2005/08/03 ¥3,990
以前、ピーターパンをモチーフにした芝居をやってからというもの、ピーターパンってどこか気になる存在で、名のつくものは片っ端からみてきた。勿論原作も読んだのだが、作家当人のことなんぞ正直気にしたことがなかった。過大な解釈があるにしろ、これは実話に近いストーリーなだけに心がそぞった。
舞台と映画のいいところを取ったような演出に感動。
初めて舞台が成功したシーンは、100年前の稚拙なセットだというのに本当に胸が熱くなった。
空想の世界である住人のピーターパンのモデルが実は、父を失ったショックから空想の世界を拒絶していたこと。その子に再び物語の世界の素晴らしさ、そして自身で物語を生み出すことを教える様子が素敵だ。
大人になってしまうと、現実の忙しさから子供の空想に本気で付き合えなくなるというのに、ジェームズは本気で付き合うのだ。彼の独創性が兄弟を救う。
しかし、その反面、自分の妻を置き去りにデイヴィズ家にかかりきりになる。下世話な私は色々無粋なこと考えたけれど、この物語では動悸が非常に純粋なんだよ。(実際はどうかよくわからないけど)
amazonの紹介では「不倫の側面がある」という言葉を添えられているが、この物語に関してだけ適切ではないと思うなぁ・・・。
作家ジェームズ・バリが、未亡人シルヴィアとの出会いをきっかけに、名作「ピーター・パン」を書き上げるまでを描く感動作。1903年のロンドン。新作の芳しくない劇評や、妻とのぎくしゃくした関係に悩むバリは、シルヴィアと4人の息子たちとの交流に安らぎや生きる喜びを覚えていた。父の死を心の傷としている三男のピーターに書くことのすばらしさを伝え、病気を抱えたシルヴィアを気遣うバリ。やがて舞台「ピーター・パン」は初日を迎えるが…。
以前、ピーターパンをモチーフにした芝居をやってからというもの、ピーターパンってどこか気になる存在で、名のつくものは片っ端からみてきた。勿論原作も読んだのだが、作家当人のことなんぞ正直気にしたことがなかった。過大な解釈があるにしろ、これは実話に近いストーリーなだけに心がそぞった。
舞台と映画のいいところを取ったような演出に感動。
初めて舞台が成功したシーンは、100年前の稚拙なセットだというのに本当に胸が熱くなった。
空想の世界である住人のピーターパンのモデルが実は、父を失ったショックから空想の世界を拒絶していたこと。その子に再び物語の世界の素晴らしさ、そして自身で物語を生み出すことを教える様子が素敵だ。
大人になってしまうと、現実の忙しさから子供の空想に本気で付き合えなくなるというのに、ジェームズは本気で付き合うのだ。彼の独創性が兄弟を救う。
しかし、その反面、自分の妻を置き去りにデイヴィズ家にかかりきりになる。下世話な私は色々無粋なこと考えたけれど、この物語では動悸が非常に純粋なんだよ。(実際はどうかよくわからないけど)
amazonの紹介では「不倫の側面がある」という言葉を添えられているが、この物語に関してだけ適切ではないと思うなぁ・・・。
DVD 東宝 2005/12/09 ¥3,990
映画版、電車男。
このほうが原作を最初読んだときの主役二人のイメージに近いです。
見るつもりは毛頭なかったのですが、最近頻繁に同僚男子に色々な娯楽映画を強引にお勧めされて感想を聞かれます。
大体私は世間の手垢にまみれていないB級コメディドラマを発掘するのが趣味なのに・・・
ものすげー量のこれから見なければいけないDVDを抱えているのですから、これ以上ヤメテー!!
もともとエルメスは、いきなり男性の手を握ったり、カマをかけたり非常に積極的で、すっかり世間のA-BOYたちも騙されて萌えてますが相当こなれてる女性だと思います。そういう意味では伊東美咲のような深窓の令嬢、しかも過去に恋愛トラウマありという設定では矛盾が生じていた。だって貴方、そんなに恋愛に脅えてるお嬢様がそんな積極的な行動をとるということは「こいつならば大丈夫だろう」という計算ずくの上から目線の態度ですよ。
その分、中谷美紀は流れるような話し方に大人の女性の余裕が感じられて、本来のエルメスらしかった。
こうオタクでも女性慣れしてなくても男性を許すキャパがあるように見える。
まぁ、元々電車男本人がエルメスは中谷美紀に似てると公言しているので、私の頭の中でも中谷エルメスで妄想が出来上がっていたのでしょう。
えーと・・・ネットでの電車男ムーブメントはもう2年前のことなので、日毎にネットの流行を追いかけてる私からするともう何十時代くらい前の話です。飽きました・・・
女性に全く縁がなかったおたく男=電車男(山田孝之)は、電車の中で酔っ払いに絡まれた女性(中谷美紀)を助け、それがキッカケで彼女に恋を。それをインターネットの掲示板サイトに書き込んだところ、そのネットユーザー達から熱い応援を受けることに。はたして電車男は恋を成就できるのか!?
映画版、電車男。
このほうが原作を最初読んだときの主役二人のイメージに近いです。
見るつもりは毛頭なかったのですが、最近頻繁に同僚男子に色々な娯楽映画を強引にお勧めされて感想を聞かれます。
大体私は世間の手垢にまみれていないB級コメディドラマを発掘するのが趣味なのに・・・
ものすげー量のこれから見なければいけないDVDを抱えているのですから、これ以上ヤメテー!!
もともとエルメスは、いきなり男性の手を握ったり、カマをかけたり非常に積極的で、すっかり世間のA-BOYたちも騙されて萌えてますが相当こなれてる女性だと思います。そういう意味では伊東美咲のような深窓の令嬢、しかも過去に恋愛トラウマありという設定では矛盾が生じていた。だって貴方、そんなに恋愛に脅えてるお嬢様がそんな積極的な行動をとるということは「こいつならば大丈夫だろう」という計算ずくの上から目線の態度ですよ。
その分、中谷美紀は流れるような話し方に大人の女性の余裕が感じられて、本来のエルメスらしかった。
こうオタクでも女性慣れしてなくても男性を許すキャパがあるように見える。
まぁ、元々電車男本人がエルメスは中谷美紀に似てると公言しているので、私の頭の中でも中谷エルメスで妄想が出来上がっていたのでしょう。
えーと・・・ネットでの電車男ムーブメントはもう2年前のことなので、日毎にネットの流行を追いかけてる私からするともう何十時代くらい前の話です。飽きました・・・
Shall we Dance ?
2006年5月19日 映画 コメント (2)
DVD 東宝 2005/10/28 ¥3,990
*リメイクなのでネタばれもなにもないと思いますが、結末をしりたくないわよって方は注意。
社交ダンスなんぞ欧米の文化を不恰好な日本人がやるから滑稽でクスクスくるのに、アメリカ人がやってどうする!
しかもジェニロペ!!タンゴを教えてる姿は草刈民代のストイックな美しさとは真逆でいつリチャード・ギアを頭から食ってしまうんじゃないかとヒヤヒヤしてしまう獣の目をしていたよ〜。
日本とアメリカ文化が相違するので少々アメリカで面白さがどこまで通じるのかがわからないが、日本人で経理担当、しかも毎日の通勤で疲れ果ててる、ごく普通のサラリーマンであるお父さん。それがかたや、ショッパイ仕事ばかりしているとはいえ弁護士、なのに何故か電車通勤しているリチャード・ギア。
細かいところはわからないですが、アメリカでは日本に比べてもっと下の生活をしている人じゃないと毎日電車通勤なんぞしないのではないのか?
主人公が序盤奥さんに「娘が君ににて綺麗になってきたので僕は不安だよ」というようなニュアンスの言葉を囁く。
こういう言葉をさらりと発することの出来る人種、人間が社交ダンスをやることを「恥」と感じることに違和感がある。
何故こういう台詞を入れたのかな?後半の夫婦愛に到るために伏線?
全体的な雰囲気は原作のイメージを伝えたかったのだけど、どうやっても「美しいアメリカ人の映画」なので、バランスの悪い映画に仕上がってしまったような気がする。
日本版はラスト、広いダンスホールで二人でスポットを浴びながら優雅にダンスをする。
このシーンがすごく美しくて、それまで「日本人が社交ダンスをすることは不恰好でかっこ悪いこと」という感覚がこの瞬間観客から見事に失せる。
それなのにさー、このダンスシーンはどんちゃん騒ぎの宴会の中、みんなの輪の中でのダンスなんだよねぇ。
これが美しくない。酔っ払ってチークダンス踊る温泉街のおばちゃんおじちゃんのノリにみえるんだよなぁ・・・
私の想像ですが、禁欲とかプラトニックが美しいって感覚の強い私たちはこのラストに満足するけれど、アメリカ人はこれを見るとジェニファー・ロペスと主人公が結ばれずに終わることに消化不良の気持ちを抱く人も少なくないんじゃないかなぁ・・・。
作品としては割りと気に入ったのですが、日本映画が海外でどういう捉え方をされるかが最後まで不安になり気が気じゃなかった。
美しい妻と娘との生活にちょっとギクシャクしたものを感じていた中年男性が、通勤途中の電車から見えたダンススクールの窓辺に佇む美しい女性にひかれ、スクールの門を叩く。そして踊ることの楽しさに目覚めた彼の退屈な日々はイキイキと変化していき…。
*リメイクなのでネタばれもなにもないと思いますが、結末をしりたくないわよって方は注意。
社交ダンスなんぞ欧米の文化を不恰好な日本人がやるから滑稽でクスクスくるのに、アメリカ人がやってどうする!
しかもジェニロペ!!タンゴを教えてる姿は草刈民代のストイックな美しさとは真逆でいつリチャード・ギアを頭から食ってしまうんじゃないかとヒヤヒヤしてしまう獣の目をしていたよ〜。
日本とアメリカ文化が相違するので少々アメリカで面白さがどこまで通じるのかがわからないが、日本人で経理担当、しかも毎日の通勤で疲れ果ててる、ごく普通のサラリーマンであるお父さん。それがかたや、ショッパイ仕事ばかりしているとはいえ弁護士、なのに何故か電車通勤しているリチャード・ギア。
細かいところはわからないですが、アメリカでは日本に比べてもっと下の生活をしている人じゃないと毎日電車通勤なんぞしないのではないのか?
主人公が序盤奥さんに「娘が君ににて綺麗になってきたので僕は不安だよ」というようなニュアンスの言葉を囁く。
こういう言葉をさらりと発することの出来る人種、人間が社交ダンスをやることを「恥」と感じることに違和感がある。
何故こういう台詞を入れたのかな?後半の夫婦愛に到るために伏線?
全体的な雰囲気は原作のイメージを伝えたかったのだけど、どうやっても「美しいアメリカ人の映画」なので、バランスの悪い映画に仕上がってしまったような気がする。
日本版はラスト、広いダンスホールで二人でスポットを浴びながら優雅にダンスをする。
このシーンがすごく美しくて、それまで「日本人が社交ダンスをすることは不恰好でかっこ悪いこと」という感覚がこの瞬間観客から見事に失せる。
それなのにさー、このダンスシーンはどんちゃん騒ぎの宴会の中、みんなの輪の中でのダンスなんだよねぇ。
これが美しくない。酔っ払ってチークダンス踊る温泉街のおばちゃんおじちゃんのノリにみえるんだよなぁ・・・
私の想像ですが、禁欲とかプラトニックが美しいって感覚の強い私たちはこのラストに満足するけれど、アメリカ人はこれを見るとジェニファー・ロペスと主人公が結ばれずに終わることに消化不良の気持ちを抱く人も少なくないんじゃないかなぁ・・・。
作品としては割りと気に入ったのですが、日本映画が海外でどういう捉え方をされるかが最後まで不安になり気が気じゃなかった。
フェリスはある朝突然に
2006年5月18日 映画
DVD パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2006/04/07 ¥1,500
やっとこみつけて購入です。
特典映像はなし。値段が安いので諦めます。
ホームアローンの原点ともいえるジョン・ヒューズのどたばたコメディ。
それ以前の青春物、「素敵な片思い」に「ブレックファストクラブ」もいい作品ですが、これだけは格別。
「ブレックファストクラブ」で落ちこぼれ高校生たちがみんなで柵?の上にのってステップを踏むんだけれどね。当時友達同士で練習したものです。
とにかく私の中学時代の好きな映画は軒並みジョン・ヒューズにモリー・リングウォルドがセットにいて、プロムとチアリーダーに憧れていたのだ。
未だヒラリー・ダフやリンジー・ローハンなどに固執してティーン映画を見続けるのは当時のジョン・ヒューズ作品の面影をいつまでも追いかけているからである。未だ「それ系」の映画はジョン・ヒューズがお手本であり原点だと思う。
この映画はそんなジョン・ヒューズ監督でも最も愛している作品だ。
前述した青春ものと、これ以降に作るどたばたコメディの融合作品で、完成度の高いおもしろーい作品なのですよ。
改めてみるとフェリスは本当強引な奴で、自分が学校を休みたいがために高熱の友人を無理やり連れ出し、遊びまくる。
ずる賢さとラッキーさでスレスレのラインで先生にも両親にもばれないようにフェリスは遊びまくるのだけど、これが実に痛快だ。
どうも子供の頃、共感した人が大人になり改めて見ると腹を立てて「小生意気なガキが大人をなめやがって!」という気分になるらしい。気持ちはわかる。(笑 だってフェリスは非常にずる賢くて妹じゃなくても彼のラッキーさに腹が立ってくるのだ。
大人になると子供がさぼって自分が過ぎ去ってしまった楽しいことをしているのが悔しくなってくるのだと思う。
正義感もったてるだけだというのに酷い目にあってしまう可哀想なルーニー校長だとか、今みてもやはりジョン・ヒューズ監督のストーリーの組み立て方は上手だなと感心させられてしまう。
あ、余談ですがそのルーニー校長役のジェフリー・ジョーンズは映画中でフェリスに固執しすぎるところと目付がいやらしい!と密かに思っておりましたが、彼は確かこの映画の後、リアルでティーンの男の子相手の性犯罪で2度ほど逮捕されちゃいました。マシュー・ブロデリックをみる目付きは半ばホンモノ!?
その他にも、この映画にはジョン・ヒューズやチャーリー・シーン、妹役はダーティーダンシングのジェニファー・グレイも出演していて、今回みてブラボーな気分になった。
これからもきっと私は彼の作品の面影を追って、ティーン映画を愛していくと思う。
ある朝、唐突に思い立って仮病を使って学校をサボることにした高校生のフェリス(マシュー・ブロデリック)は、街を駆け回り、ズル休みを叱咤する校長の追及もうまくかわして友だちと完璧な1日を過ごす。 優等生でもスター生徒でもないフェリスが気ままに飛び回り、自由を謳歌する姿をみずみずしく描いた底抜けに明るい屈指の青春コメディー。
やっとこみつけて購入です。
特典映像はなし。値段が安いので諦めます。
ホームアローンの原点ともいえるジョン・ヒューズのどたばたコメディ。
それ以前の青春物、「素敵な片思い」に「ブレックファストクラブ」もいい作品ですが、これだけは格別。
「ブレックファストクラブ」で落ちこぼれ高校生たちがみんなで柵?の上にのってステップを踏むんだけれどね。当時友達同士で練習したものです。
とにかく私の中学時代の好きな映画は軒並みジョン・ヒューズにモリー・リングウォルドがセットにいて、プロムとチアリーダーに憧れていたのだ。
未だヒラリー・ダフやリンジー・ローハンなどに固執してティーン映画を見続けるのは当時のジョン・ヒューズ作品の面影をいつまでも追いかけているからである。未だ「それ系」の映画はジョン・ヒューズがお手本であり原点だと思う。
この映画はそんなジョン・ヒューズ監督でも最も愛している作品だ。
前述した青春ものと、これ以降に作るどたばたコメディの融合作品で、完成度の高いおもしろーい作品なのですよ。
改めてみるとフェリスは本当強引な奴で、自分が学校を休みたいがために高熱の友人を無理やり連れ出し、遊びまくる。
ずる賢さとラッキーさでスレスレのラインで先生にも両親にもばれないようにフェリスは遊びまくるのだけど、これが実に痛快だ。
どうも子供の頃、共感した人が大人になり改めて見ると腹を立てて「小生意気なガキが大人をなめやがって!」という気分になるらしい。気持ちはわかる。(笑 だってフェリスは非常にずる賢くて妹じゃなくても彼のラッキーさに腹が立ってくるのだ。
大人になると子供がさぼって自分が過ぎ去ってしまった楽しいことをしているのが悔しくなってくるのだと思う。
正義感もったてるだけだというのに酷い目にあってしまう可哀想なルーニー校長だとか、今みてもやはりジョン・ヒューズ監督のストーリーの組み立て方は上手だなと感心させられてしまう。
あ、余談ですがそのルーニー校長役のジェフリー・ジョーンズは映画中でフェリスに固執しすぎるところと目付がいやらしい!と密かに思っておりましたが、彼は確かこの映画の後、リアルでティーンの男の子相手の性犯罪で2度ほど逮捕されちゃいました。マシュー・ブロデリックをみる目付きは半ばホンモノ!?
その他にも、この映画にはジョン・ヒューズやチャーリー・シーン、妹役はダーティーダンシングのジェニファー・グレイも出演していて、今回みてブラボーな気分になった。
これからもきっと私は彼の作品の面影を追って、ティーン映画を愛していくと思う。
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DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005/12/16 ¥1,980
人種差別や偏見の強い白人社会ではきっと奇跡的な出来事だったからこそ美談になったのであって、実はこれが日常になることが理想なんじゃないか?と思った。
この話を感動だ!素敵な話だ!自分もこうあるべきだ!と思うことは簡単である。
ラジオを学校から追い出そうとした親たちを簡単に「悪者」と称してレビューしている方のブログをたくさんみた。
私たちはこの映画を美談だと知っているし、ラジオが酷いことを起こす人物でないことを知っている。
自分がその立場だったら本当に「コーチかっこいい」とか、彼を高校に導きいれることを反対した保守的な両親たちを責めることが出来るだろうか?
自分の大切な子供を預けている学校に知的障害者を入れることをバンバンザイで迎え入れますか?
その人物が男性で自分の子供が年頃の女性でも?
私が中学のとき、親御さんの強い希望により本来ならば養護学校に通う女の子が生徒が普通クラスに一人いた。
しかしある時から、その子は休み時間の度に女子トイレに篭城し、トイレに入ってきた子に暴力を振るうようになった。
最初は手首を捕まえて渾身の力で締め上げていた。これが力の加減をしないし、体も大きい子だったので非常に痛かったらしい。その後は二の腕をするようになった。そして最後は首だった。
大きな事件にはいたらなかったけれど、やはり父兄が集まって大きな会議を開いた。
私は知的障害者を世の中から排除していこうとか差別をしているわけでは決してない。
むしろこれからの世の中、積極的に関わりあって新しい社会を形成しなければいけないと思っている。
ただ、この話をみて中学の頃を思い出し、簡単に彼を招きいれたコーチを絶賛して、反対した人を悪と決め付けることは安易すぎやしないか?と思っただけである。
正直今日の発言はセンシティブで少し勇気がいった・・・
わかってもらえないならば、それでもいいかな?と思う。
1976年のサウスカロライナ州アンダーソンのハナ高校でアメフトのコーチを務めるハロルド(エド・ハリス)は、いつも練習場をうろつく知的障害者の黒人青年(キューバ・グッティング・Jr)に“ラジオ”というニックネームをつけ、チームの応援や世話をさせる。やがてラジオは授業に参加するようにもなるが、彼に偏見を抱く者も多く…。
人種差別や偏見の強い白人社会ではきっと奇跡的な出来事だったからこそ美談になったのであって、実はこれが日常になることが理想なんじゃないか?と思った。
この話を感動だ!素敵な話だ!自分もこうあるべきだ!と思うことは簡単である。
ラジオを学校から追い出そうとした親たちを簡単に「悪者」と称してレビューしている方のブログをたくさんみた。
私たちはこの映画を美談だと知っているし、ラジオが酷いことを起こす人物でないことを知っている。
自分がその立場だったら本当に「コーチかっこいい」とか、彼を高校に導きいれることを反対した保守的な両親たちを責めることが出来るだろうか?
自分の大切な子供を預けている学校に知的障害者を入れることをバンバンザイで迎え入れますか?
その人物が男性で自分の子供が年頃の女性でも?
私が中学のとき、親御さんの強い希望により本来ならば養護学校に通う女の子が生徒が普通クラスに一人いた。
しかしある時から、その子は休み時間の度に女子トイレに篭城し、トイレに入ってきた子に暴力を振るうようになった。
最初は手首を捕まえて渾身の力で締め上げていた。これが力の加減をしないし、体も大きい子だったので非常に痛かったらしい。その後は二の腕をするようになった。そして最後は首だった。
大きな事件にはいたらなかったけれど、やはり父兄が集まって大きな会議を開いた。
私は知的障害者を世の中から排除していこうとか差別をしているわけでは決してない。
むしろこれからの世の中、積極的に関わりあって新しい社会を形成しなければいけないと思っている。
ただ、この話をみて中学の頃を思い出し、簡単に彼を招きいれたコーチを絶賛して、反対した人を悪と決め付けることは安易すぎやしないか?と思っただけである。
正直今日の発言はセンシティブで少し勇気がいった・・・
わかってもらえないならば、それでもいいかな?と思う。