面白おかしいタイトルとポップな装丁で衝動買いしてしまいました。
作者の彼女のことは何も知らなかったわけですが、どうも小林よしのりの雑誌などに参加している方らしいですね。

アタシはいつも女性一人旅の本を読むことが多いのだけれど、今までみたほとんどの内容は「女性が思い切って一人海外旅行をしてみたら世間でいわれてるほど危険ではなくって『いい出会い』と『おいしい食べ物』に出会って心身共にリフレッシュ、価値観を変えて日本に帰国する」みたいなものが多かった。うるるん滞在紀みたいな?

この本は違う!
うるるんみたいなものを想像したら大間違い。やはり海外は危険で大変なのだ。
排泄物で汚れきった中国の2等車両、ビザをとるための密入国。
パスポートのご威光の強い日本人だから出来る旅行なのだが、まだまだ日本人の知らない海外はある。テレビや雑誌、本などの影響で「安易な感動」を求めて若者が海外に行っている。それもまたアタシは良いことだと思う。

だけどいつかニュースでテロ事件のあった翌日、その寺院の前で日本のカップルがお弁当を食べていたかなんかした画像が世間を駆け巡って世界に恥を晒した。
思い切って行動することが大切。でも自分の訪れる国の歴史、そして感情を知ってから世界に出かけることの大切さがすごくよくわかる本だった。

「海外での経験」は何事にもかえられない。でもこの本を読んでもう一度考えることも大切じゃないかなぁと久々に真面目に考えてしまった。
なんかねぇ・・・(溜息)
手に職が欲しいのよ。なんか習いたいのよ。一芸欲しいのよ。

こないだふといったネイルサロンでアタシの中の熱い何かがはじけて一気にやってみたくなりますた。こう、人様に喜んでもらうお仕事っていいでしょ?
最近流行だし、儲かりそうだしって安易な考えで書店へGO!
この本にめぐり合ったわけです。

この本はネイルアートというよりは本来のネイルのケアを中心に書かれているので初心者には非常に嬉しい。女子ならば分かると思いますが綺麗に伸ばしたネイルが根元からガッツリ折れたとき、綺麗に塗ったあとグニってなったときのブルーさは男子には理解できないでしょう。
そんなブルーな気分をアタシはネイリストにでもなって可愛いベイビーたちを喜ばしてあげたいのよぅ!

しかーし現実的にネイリストってのは最近スカルプチャーや3Dアートなどまるでプラモ作りの世界。「○○タン萌え〜」なんていいながらガレキ作ってるアキバ君は素敵なネイリストになれるはず。(しかしアキバ君に1時間手を握られるのは勘弁)
スクールに100万単位、手先の器用さ、なおかつ人当たりのよさ。
乗り越えるべき壁は数しれず・・・。ふぅ。趣味の世界かもしれないね・・・
待ったよ!本当待ったのよ!
前回のハイパーから何年?やっと最終巻が出ました。
この本は安野モヨコが美人になるために 苦労しちゃ挫折して、再びトライしてっていう記録なんだけれども、本当リアルでいいのね。
芸能人のハウツー本っていうのはもうなんか上から見下した感覚だし、スポンサーがらみで化粧品の名前出せなかったりとすごく読んでて雲の上の出来事みたいな気がする。
彼女は金もってるものの、すごく共感もてる文章なのですよ。

しかも今回エヴァの監督の庵野と結婚したからでしょうか?心にも余裕が出来たような気がします。前回ハイパーでの衣装は豹柄、金、巻き髪でもうバブル時のイケイケ女でなんだか鎧きて歩いてる印象でした。
扉絵の写真にしても今回ふんわり柔らかくてメイクも洋服もナチュラル。(しかも撮影したのはアタシの大好きな蜷川実花!)かわいったらありゃしない。
この本の一番いいところは自分のモチベーションがグイっとあがるところ、読み終わったあと「よーしあたしも負けないぞ!」って感覚になる。今回で終わってしまったけれど これを含めた美人画報三冊は永遠にアタシのバイブルになるでしょうね。

できるかなV3

2004年2月4日 読書
何気なく寄った書店で目に飛び込む西原理恵子の文字!
サイバラと聞けば脊髄反射で財布あけちゃいますよ。

元々雑だった絵が最近もっと雑になって、内容は最高なものの読みづらいなぁなんて思ってますたが、もー、最高。
最初に鳥頭紀行を読んだときくらいの濃厚さ。毒加減で いい具合に腹の中が真っ黒になれます。
彼女の漫画のよさは毒だけでなく、貧乏や不幸の中にひとかけら見える「ちょっとだけよかったと思えること」という描写が本当素敵なのだ。ああ、そっか。何もなくても生きていけるんだよなぁと妙に納得。

最初アタシはこの人の語ることはおおよそ嘘なんだと思ってましたが!
後々 聞いた話を集めていくとほぼ真実。
もう地べた這いつくばって許しを乞いたいくらいです。

裸一環で飛び込む体験シリーズ「できるかな?」はサイバラ初心者にも、ヘビー愛読者でもこめかみにキーンとくる一冊になると思います。

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